【格闘家イケメンファイル Vol.76】スターダスト・レフティ 里見柚己(さとみ ゆずき)

撮影・上岸卓史
「街でもやっと最近声をかけてもらえるようになり、うれしいです」と里見。真面目な表情と笑顔のギャップが人気の19歳。しかし、格闘技歴は意外と長く…。

「小学校5年生の時にキックボクシングを習いにいったのが始まりです。地元は神奈川県の三浦市ですが、当時は市内にキックボクシングのジムがなかったので、横須賀まで通っていました。ほぼ毎日。週5〜6回は行っていました。子ども心にすごく楽しかったんですよね」

 そんなに夢中になったきっかけは?

「小さい時からずっと格闘技というか、戦うことが好きだったんです。でもその元の元をたどれば父親が格闘技好きだったから。幼稚園の時からアニメやバラエティーはまったく見せられず、プロレスとか格闘技を父親と一緒に見ていました。幼稚園の卒園アルバムにも将来の夢はプロレスラーって書いている(笑)。それぐらいプロレスが好きで、プロレスの雑誌とかも買って読んでいたぐらい。ある意味、父親の英才教育というか、洗脳のたまものですかね(笑)。もちろん、格闘家になった今も応援に来ては、熱くなっています。母親? 最初は心配していたみたいですが、戦績を重ねていくごとに、母も熱くなっています(笑)」


 地元のジムでプロになり、現在はK-1GYM YOKOHAMAに所属。「K-1」で活躍した尾崎圭司指導のもと練習を重ねている。

「高校1年生、16歳でプロになりました。ここに来たのは高校3年生の時。もともとK-1の選手になりたくて格闘技を始めたので、横浜にK-1ジムができたと聞き、一度行ってみたいと思ったから。卒業後の進路について悩んでいた時だったんですが、お話をさせていただいたら、一度スパーリングにおいでと言ってもらって。ところが、前のジムでは自分は長くやっていたほうだったし、そこそこ自信があったんですが、スパーリングをしてみたら、自分より強い人がいて、ボコボコにされた(笑)。それで悔しくて悔しくて、このままじゃ終われない、絶対に強くなってやるという思いを持って、ここでお世話になることにしました。4月からジムの近くにも引っ越してきて、一人暮らしをしながら頑張っています。だいぶ慣れましたけど、減量中の食事の管理など、親の大変を改めて感じられるようになりました」

 次回の試合は国対抗の団体戦。

「7月16日に後楽園ホールで行われる、Krush.77 ~日本vs中国・6対6全面対抗戦~の第一試合に出場します。人口が多いせいなのか、中国の選手はどんどん強い選手が出てきている。最近は日本人の選手がやられることも多く、まったく油断できない状況です。日本人選手はほかに、佐野天馬、瑠輝也、渡部太基、小宮由紀博、卜部弘嵩選手が出場しますが、自分はトップバッターなので、なんとしても勝って弾みをつけないといけないと思っています。責任重大ですね。僕の相手の選手も中国では結構有名で、中国の武尊選手と呼ばれていますが、対策も含め今はいい感じで練習もできているので、KOで気持ちよく勝ちたいと思います」


 KOにはこだわりも。

「格闘技イコールKOが当たり前だと思うので、プロとしてはそれを目指したい。判定だと納得がいかないお客さんもいるかもしれないけど、倒せば誰でも納得すると思うので。ダウンは取られても取り返せばいい。倒し合いが一番盛り上がるし、自分が見ていても熱くなるので、そこは意識していますね。自分は今までダウンを取り合わなかった試合は1試合しかない。KO勝ち、KO負け、判定でもダウンを取り合っての判定が多いので、格闘技を知らない人が見ても、面白いと思える試合ができると思っています」

 少年時代から格闘技に向き合ってきた里見の目標は。

「あと1〜2年ぐらいでKrushのー58㎏のベルトを取って、そこからK-1の舞台に行きたい。そしてそこでもチャンピオンになって、いつかは武尊選手と戦いたいという夢があります。同じ階級にはまだまだ強豪がたくさんいて、すごく盛り上がっている階級ですが、“いつかは”打倒・武尊。いつかはですけど、実現させられるように頑張ります」
里見柚己(さとみ ゆずき)
神奈川県三浦市出身。1997年12月3日生まれ。172cm。7月16日(日)東京・後楽園ホールで開催される「Krush.77 ~日本vs中国・6対6全面対抗戦~」の日本vs中国・6対6全面対抗戦・第1試合にトップバッターとして出場。中国のワン・ジュングァンと対戦する。12戦8勝(4KO)3敗1分。K-1ジムYOKOHAMA TEAM TORNADO所属。Twitter:@YuzukiBoxing