【格闘家イケメンファイル Vol.73】ミレニアルファイター 佐野天馬

撮影・神谷渚
 5月13日に新宿FACEで行われた「KHAOS.2」に出場。(おそらく)10代最後となる試合で勝利を収め、一番会場を沸かせた熱い試合に送られるAbemaTVボーナスの「ベストバウト賞」にも選ばれた佐野。

「ベストバウト賞は素直にうれしかったですが、自分もダウンを取られたので、そういう意味では反省点のある試合でした。でも勝って反省できたので良かったかなと。ダウンを取られたのは、2Rに2回ダウンを取ってKO寸前の時。逆に相手のパンチをもらいダウンしてしまった。2つ取ったことで、早く試合を決めてやろうと焦ってしまったのかも知れません。でも自分がダウンを取られてからすぐ2Rが終了して、インターバルがあったので、その間に落ち着いていこうと思い、気持ちを立て直すことができた。トータル的には落ち着いて、冷静に相手の事を見て試合ができたかなと思います。相手の里見(柚己)選手は強かったですが、もうちょっとで倒せたと思うと、悔しかった気持ちもあります。ただ、試合中に自分がすごく強くなっているなって感じたし、試合後はまだまだ強くなれると思ったので、それが今回の試合の収穫ですね」

 ベストバウト賞には、賞金5万円が送られるが…。

「一人暮らしをしたいので、貯金します。実家のほうがラクだと思うんですけど、一人暮らしをしみたい気持ちがあって。それに、実家だとジムまでの移動時間が結構かかるから、ジムから5分~10分ぐらいの所に引っ越したい。何をしたいか? とにかく1人でダラダラしていたいです(笑)。料理はできませんが、料理をすることは多分好きなので、食事も自分でいろいろやってみたいです」

 ジムの近くに引っ越したいとはさすが。そんな佐野が格闘技を始めたのは…。

「4歳の時に父親に空手の道場に連れて行かれたのがきっかけです。父親自身はやっていなかったのですが、格闘技が好きで子どもにはやらせたかったみたい。その頃は空手も楽しくて、何一つ疑問を持たずにやっていました(笑)。小学校の時は空手をずっと続けて、中学に上がった時に、ジムに入ってキックボクシングを始めました。テレビでK-1を見て、顔面アリでやってみたかったので。と言っても、自分はまだ小さかったので、ぼーっと見ていただけであまり記憶はないです(笑)。父親が、見るのも勉強だって言って、一緒に見させられていたって感じです(笑)。ジムを選んだのも父親。キックボクシングをするならココって(笑)。ジムへは家から1時間ぐらいかかったんですけど、強くなるにはココしかないんだって父親が(笑)。で、部活も入らずほぼ毎日ジムに通いました。練習はめちゃくちゃキツイんですけど、すごく楽しくて。理由? お父さんが見てなかったからかな(笑)。空手の時は、ずっと練習を見ていましたから。それに、ジムには強い選手がいっぱいいて、チャンピオンになる姿を近くで見る事ができた。そんなあこがれの対象が身近にいたのも楽しかったですね」
撮影・神谷渚
 格闘技、格闘家の魅力は?

「僕はやっている側なので、会場で見るとめっちゃ興奮して、すぐに練習したくなります(笑)。練習して、試合がしたくなる。会場はお客さんの熱気や声、音がダイレクトに伝わるので、気分が上がります。自分が試合をしている時は、結構冷静に周りの声を聞き、野次は気にせず、マイペースでできるんですけど(笑)。格闘技ってやっている人が一番格好良く見えるスポーツだと思う。野球選手とかサッカー選手とかより、とにかく一番。戦っている人はカッコいいです。体を作るのも大変ですし。とにかくキックボクシングをやっている人たちはみんなカッコいいので、全員の試合を見に来てほしいです」

 今後の目標はとにかく“倒す!”

「今はKrushを主戦場に、先日はKHAOSにも出場させてもらいましたが、どこのリングとかはそんなに気にしません。強い人と戦えるなら、どこのリングでもやる。そうやって強い相手をどんどん倒していくことで、KrushのベルトとかK-1のリングに手が届けばいい。K-1のリングにはどんな景色があるか、一度やってみたいです。相手は誰でもいい。自分は恥ずかしがり屋ですが、目立ちたがり屋でもあるので、できれば注目されるような強い相手とやってみたい。先日のKHAOSの試合で、まだまだ強くなれると実感したので、強い選手とたくさん試合をして、強さを証明していきたいと思っていますので、これからもぜひ応援して下さい」
撮影・神谷渚
佐野天馬
神奈川県藤沢市出身。1997年7月25日生まれ。15歳でプロデビュー。2014年6月の新人王決定トーナメントで優勝し、2014年Krush-55㎏新人王に。2015年K-1甲子園準優勝。決勝戦では、現在K-1などの舞台で活躍する平本蓮と対戦。惜しくも敗れるがレベルの高い高校生の戦いに注目が集まった。現在までの戦績は、17戦13勝(1KO)4敗。K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST所属。Twitterアカウント:@tenten0725