【キーワードで見るニュース】2017.7.21〜2017.7.28
アルファベイ
 自称ウェブデザイナーのカナダ人アレクサンドル・カゼス容疑者が2014年に創設した世界最大といわれる闇サイト。7月20日、米司法省が欧州やアジアの司法当局と連携して摘発したと発表。サイトは閉鎖された。アルファベイでは摘発時、違法薬物などの販売告知が25万件以上出ていたほか、偽造身分証明書、銃器なども販売されていた。4万人の売り手が参加し、20万人超の顧客が利用していたという。アルファベイの運営で巨額の資産を築いていたカゼス容疑者の資産総額は2300万ドル(約26億円)に達していたという。

都議会議長
 東京都議会では議長は第1会派から、副議長は第2会派から選出するのが慣例となっている。今回の都議選の結果、第1会派は都民ファーストの会。都民は公明との協力関係で都議選大勝につなげたため、早くから公明に議長を出すよう打診、都民は副議長を取る方向で調整してきたのだが、慣例通りに都民から議長を出し、公明から副議長を出すこととなった。

都立広尾病院
 舛添要一・前知事時代に決めていた都立広尾病院(渋谷区)の移転計画をめぐり、新しい病院の整備構想を検討する東京都の「首都災害医療センター基本構想検討委員会」は7月24日、移転せずに現地で建て替えることが望ましいとする意見書をまとめた。都は意見書などを踏まえ、今秋をめどに新病院の基本構想を策定するが、移転撤回の可能性が出てきた。建物の老朽化などが問題となり、27年4月に国から渋谷区内の国立総合児童センター「こどもの城」跡地の取得を打診された後、「現地での建て替えは困難」などとして、同跡地と隣接の都有地への移転計画を決定。有識者らによる基本構想検討委を立ち上げたが、委員から移転の妥当性を疑問視する声が上がり、小池百合子知事も昨年12月に「これからどうするかは白紙」と発言していた。

ネット受信料
 有識者でつくるNHK会長の諮問機関「NHK受信料制度等検討委員会」(座長=安藤英義・専修大大学院教授)は7月25日、テレビ放送とインターネットの「常時同時配信」が実現した場合、テレビを持たずネットだけで視聴する世帯から新たな受信料を徴収することに「合理性がある」との考えをまとめ、上田良一会長に答申した。答申によると、新たな受信料はスマートフォンやパソコンを持っているだけでは請求されず、スマホで受信アプリをインストールした段階などでの課金を想定。すでにテレビ放送の受信契約を結んでいる世帯には追加負担を求めない。NHKは平成31年に同時配信の開始を目指す。

協賛宝くじ
 大規模イベント時にその財源のため都道府県などが発行する宝くじ。東京都は2020年東京五輪・パラリンピックの費用分担問題で、開催費用1兆3850億円のうち、具体的な分担が未定だった東京都外にある競技会場の運営費350億円について、宝くじの収益を充てることを検討していることが7月27日分かった。2020年の東京オリンピックに関する協賛宝くじは既に昨年から発行され、収益約126億円が大会経費に充てられることになっているが、都は追加発行により200億円超の収益を得て、都外会場の運営経費350億円に充てることを検討している。

週休3日制
 電通が7月27日、労働環境改革基本計画を発表。今回の計画では人員の増強や業務の自動化などで、平成31年度の1人あたりの総労働時間を26年度比で20%削減し、1800時間にする目標を掲げた。このため、サテライトオフィス(外出先の拠点)や在宅勤務を導入するほか、週休3日制への移行なども検討する。同計画は4月までに公表する予定だったが、とりまとめが大幅に遅れた。山本敏博社長は記者会見で「電通のやり方や仕組みを一つ一つひもとくのに時間がかかった」と釈明した。

球技専用
 2020年東京五輪・パラリンピックのメインスタジアムで、陸上会場にもなる新国立競技場の後利用や運営を検討するスポーツ庁の作業部会が7月26日、東京都内で行われ、大会後は集客力が高いサッカーやラグビーの球技専用とする方針で一致。大会後、仮設のサブトラックが撤去され、トラックもなくなる新国立では、あらゆる陸上の大会が開けなくなる。東京都内で、世界選手権など陸上の大規模な大会を開催できる競技場としては味の素スタジアム(東京都調布市)が最有力候補で、今後、再整備される見通し。

津久井やまゆり園
 昨年7月26日に入所者19人が刺殺され、職員を含む26人が負傷した相模原市の障害者施設。その再建をめぐり入所者の家族会は同園の現在地に大規模施設の再建を求めたのに対し、障害者団体や有識者らでつくる神奈川県の専門部会は小規模施設の分散を提案。これまで11回にわたって専門部会が行われたが意見が分かれている。県は9月にも基本構想をまとめる方針。

首都高地下化
 東京・日本橋の真上を走る首都高速道路について、国土交通省と東京都は7月21日、事業主体となる首都高速道路との3者で高架区間の地下移設に向け、具体策の検討に着手する方針をそれぞれ正式に表明した。 地下化区間は首都高都心環状線の竹橋、江戸橋両ジャンクション間の約2.9キロの範囲内で、10、20年規模の長期プロジェクトとなる見込み。地下化については、平成18年に小泉純一郎首相(当時)の諮問会議が提言を行っている。今回の計画について首都高速の料金引き上げは想定していないという。

1048勝
 大相撲の横綱・白鵬が7月21日、名古屋場所13日目に大関・高安を破り元大関・魁皇(現浅香山親方)を抜いて単独史上1位となる通算1048勝を達成。通算勝利数のトップ5は①白鳳、②魁皇1047勝、③千代の富士1045勝、④大潮964勝、⑤北の湖951勝。