【キーワードで見るニュース】2017.8.4〜2017.8.11
限定付き適正意見
 経営再建中の東芝は8月9日、平成29年3月期決算を含む有価証券報告書(有報)を、10日に関東財務局に提出。PwCあらた監査法人は9日、「限定付き適正」の監査意見を表明することを決めていた。東芝とPwCあらたは、米原子力事業の巨額損失を認識した時期をめぐって意見が対立。調査の結果、損益の部分で疑念は残るものの、損失の修正額を具体的に示すのは難しく、会計上の誤りとまではいえないとみているもよう。

マジック33
 プロ野球、セ・リーグのトップを走る広島が8月8日に行われた中日戦で引き分け、マジック対象の2位・阪神が巨人に敗れたためマジック33が点灯。これまで広島にマジックが点灯したのは80年と2016年の8月24日が最速。今年はこれを16日も上回る驚異のスピード点灯。これまでの最速記録は1965年の南海で7月6日。

防衛白書
 小野寺五典防衛相は8月8日の閣議で平成29年版防衛白書を報告、了承された。北朝鮮の核・弾道ミサイル開発について「新たな段階の脅威」と明記し、前年より脅威認識レベルを引き上げた。中国に関しても「国際社会の安全保障環境に与える影響が強く懸念される」と表現を強め、強引な海洋進出や軍拡を牽制した。米国については、日米安全保障条約に基づく米軍の日本駐留が「米国自身の利益につながる」と初めて記述。トランプ大統領が同盟国に安保面の負担増を求めていることを意識した内容となった。

日本ファーストの会
 小池百合子東京都知事の側近の若狭勝衆院議員は8月7日、国会内で記者会見し、年内の設立を目指す国政政党の候補者を発掘するための政治塾「輝照(きしょう)塾」を9月16日に開講すると発表。初回は小池氏が講義する。塾を運営する政治団体「日本ファーストの会」を7月に設立したことも明らかにした。若狭氏は会見で「自民党でも民進党でもない政党が求められている」と訴えた。塾生の中から「衆院選や参院選に出る人を選んでいく」と明言し、希望があれば現職国会議員も受け入れる考えを示した。

就任会見
 7月5日付で国税庁長官に就任した前財務省理財局長の佐川宣寿氏(59)が就任会見を開かないことを国税庁が8日明かした。同庁は理由について「諸般の事情」としているが、大阪市の学校法人「森友学園」に国有地が売却された問題の担当局長として国会で追及された経緯があり、庁内からは質問が同問題に集中するなどの混乱を懸念したとの見方が出ている。長官は就任2?3週間後には会見し、課題や抱負を述べるのが従来の慣例。

大学設置・学校法人審
 大学や高校の設置やその学校法人に関する事項を調査し審議する文部科学省内の審議会。設置審とも呼ばれる。政府の国家戦略特区制度を活用した学校法人加計学園(岡山市)の獣医学部新設計画をめぐり、同学園が来年4月に愛媛県今治市で開学を目指す獣医学部設置の認可申請を審査についての非公開会合が9日開かれ、獣医師養成に向けた教育環境に課題があるとして、認可の判断を保留する方針を決めた。設置審は今後、学園側に教育環境面での修正を求め、来月以降も断続的に審議を行い、同学園が目指す来年4月の獣医学部新設の認可について判断する。