佐藤将光と石橋佳大が世界王座をかけて再戦【10・15修斗舞浜大会】

激闘再び。今大会屈指の好カードとなる佐藤(左)と石橋の対戦
石橋「佐藤選手と決着をつけるまでは辞められません」
 プロフェッショナル修斗公式戦「舞浜アンフィシアター大会」(10月15日、千葉・舞浜アンフィシアター)の追加対戦カードの発表会見が8月22日行われた。

 佐藤将光(世界バンタム級1位)と石橋佳大(世界バンタム級2位/第6代環太平洋バンタム級王者)による「第10代世界バンタム級チャンピオン決定戦」(5分5R)が行われる。

 この2人は3月に環太平洋タイトルマッチで対戦し、激闘の末、ドロー。石橋が初防衛に成功した。その後、石橋は修斗代表としてRIZINのバンタム級トーナメントに出場し、7月大会の1回戦でカリッド・タハに無念の逆転TKO負け。佐藤は7月の修斗公式戦で元UFC ファイターのルーベン・デュランに1R KO勝ちと明暗を分けている。

 この日は調印式も行われ、2人は揃って登壇。石橋は「修斗環太平洋王者として修斗を代表してRIZINに挑戦したんですが、負けてしまい、修斗ファンの期待を裏切って申し訳ない気持ちもある。でも僕はずっと負けたところから必ず這い上がってきたので、10月15日はより強くなった石橋佳大を見せることを約束します。10月15日はすごいカードがたくさん並んでいますが、僕がお客さんの一人だったら佐藤将光vs石橋佳大の世界戦が一番見たいカード。3月の試合よりもっとすごいことになるはず」

 佐藤は「前回引き分けて、その次でリマッチがあるかと思っていた。石橋選手がRIZINに行ってしまったので交わることはないなと思ったんですが、お互いに1試合を挟んで世界戦でやらせてもらえるということになった。ですが…う~ん…(しばし黙考)。自分は自分でこの戦いにすべてをかけて戦いますが、もちろん石橋選手もそのつもりで来ると思うので、前回やった以上の死闘になると思います。しっかり次は5R戦える準備を死ぬ気でして当日を迎えたい」とともに前回の戦いを越える死闘を約束した。

 特に石橋はタハ戦の試合後の会見で引退を示唆するような発言もあっただけに去就が注目されていたが「世界戦というのは目標としていたひとつなんですが、やっぱり佐藤選手と決着をつけるまでは辞められません」と佐藤との対戦に改めて闘志をかき立てられた様子。また王座獲得後については「あまり先のことは考えないようにはしているんですが、ベルトを持ってRIZINに挑戦して負けてしまったので、またベルトを持って、そこの舞台を目指して、今度は勝ち名乗りを受けたい」とRIZINへの再出撃を口にした。

 一方の佐藤は王座獲得後については「自分は全く考えていない」と言葉少な。最初の挨拶での長い沈黙も、この試合にかける並々ならぬ思いからのもの。対照的な会見でのたたずまいではあったが、ともに再戦にかける覚悟をにじませた。

 同大会では世界フライ級チャンピオンシップ「扇久保博正(王者)vsオニボウズ」、世界ストロー級チャンピオン決定戦「澤田龍人vs猿田洋祐」の2つの世界戦が発表済み。この日のバンタム級と合わせて3つの世界戦がラインアップされるという豪華な大会となった。

修斗初参戦の金子(右)と迎え撃つ松本
松本は相撲がバックボーンの金子を警戒
 またこの日はライト級の「松本光史vsエドモンド金子」、バンタム級の「岡田遼vs祖根寿麻」、フライ級の「覇彌斗vs清水清隆」、ストロー級の「箕輪ひろばvsふじい☆ペリー」の4試合も合わせて発表された。

 修斗ライト級世界王者の松本は昨年9月のVTJでエフレイン・エスクデロに判定負けして以来の試合。エスクデロが3kg以上も契約体重をオーバーしての戦いと不本意な試合ではあったのだが松本は「修斗ファンの期待を裏切るような結果になってしまった」としたうえで「今回のエドモンド選手も強い選手だと思うので、その相手にまた期待してもらえるような内容で勝ちたい」と再起を誓った。

 対する金子は修斗初参戦。相撲がバックボーンという異色ファイター。松本は「僕は相撲が好きで、力士を尊敬している。強さも分かっているつもり。なので金子選手は弱いわけがない。対戦する怖さもあるが、しっかり攻略したい」と警戒を強めた。

この日の会見に出席した清水、金子、佐藤、石橋、松本、岡田、箕輪の7選手(左から)
岡田は環太平洋バンタム級王座に照準
 岡田は昨年、石橋と環太平洋王座決定戦で対戦するなどバンタム級戦線の中心を担う存在。同じ大会で世界戦が組まれたが祖根との試合は今後のタイトル戦線を占う試合となる。岡田は「修斗のチャンピオンになるということを目標に格闘技をやっているのでさっき調印式をやっていたあのベルトを目標にしている。まず今回、祖根選手に勝って、石橋選手が環太平洋のベルトを返上されるのなら順序を追って、環太平洋を獲ってから世界に挑戦したい。できるなら来年1月大会にでも」とまずは環太平洋王座獲得を狙う腹積もりだ。

 清水と覇彌斗の試合はフライ級のサバイバルマッチ。ベテランの清水はここ2戦連続KO勝ち。覇彌斗は前戦のオニボウズ戦でプロ初の黒星と好対照なのだが清水は「相手は若くて勢いがあるが、自分とやったら、オニボウズ選手とやったときより決定的になってしまうんじゃないかと思う。負けてなかった選手が1回こけたら修正すると思うが、修正が完璧にできていない状態で自分とやったら彼は僕には勝てない。そういう感じになると思う」と話した。

 昨年の新人王MVPの箕輪は5カ月ぶりの試合。前戦では猿田に判定ではあったがキャリアの差を見せつけられるような内容で敗れてしまったが「前回、舞浜で負けてしまったのでまた舞浜から這い上がりたい。前回戦った猿田選手は強い選手だったんですが、相手云々の前に自分自身に負けてしまったところがあったので、自分に対しての意識を変えて練習してきた」と話した。