上原誠が会見で「上原劇場」展開。ヘビー級トーナメントV宣言【11・23 K-1】

ヘビー級トーナメントに参戦する上原、アッシ、K-Jee、岩下、KOICHI(左から。ボードは除く)

出場選手と組み合わせが決定
「K-1 WORLD GP 2017 JAPAN ~初代ヘビー級王座決定トーナメント~」(11月23日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナ)で開催されるヘビー級トーナメントの出場選手と組み合わせが8月26日発表された。

 1回戦は①「上原誠vsパコム・アッシ(フランス)」、②「K-Jee vs アントニオ・プラチバット(クロアチア)」、③「岩下雅大vsロエル・マナート(オランダ)」、④「KOICHI vs イブラヒム・エル・ボウニ(モロッコ)」で行われ、①と②の勝者、③と④の勝者で準決勝、その勝者が決勝を戦う。

 この日行われた会見には上原、アッシ、K-Jee、岩下、KOICHIが出席したのだが、終始、上原がリードする形で会見は進んだ。

 1回戦で対戦するアッシとは「1試合目はKOを狙う。1日で3試合を戦わなければいけないので早めに試合を片付けたい」(上原)、「格闘家である以上、自分に自信を持つのは当然だが、上原選手は分かっておくべきことがひとつある。攻撃的なコメントをしてきたが、言ったことを後悔させてやる」(アッシ)、「攻撃的なコメントをしたつもりはない。ふだんからこういう性格」(上原)とやり合い、トーナメントの第1試合から激しいぶつかり合いになることを予感させた。

上原(左)とK-Jeeは一触即発

K-Jeeには「お前がこの階級で一番弱い」
「全員スピードで圧倒してこのベルトを福岡に持ち返る。(準決勝で当たる可能性のある)上原誠とパコムはお互いフックしかない選手なんで楽に勝てると思う」と言うK-Jeeには「お前がこの階級で一番弱いから」と言い放つ。「重量級というとどうしても日本人が勝てない、目立てない部分が多かったが、今回のK-1は今までのみなさんのそういう思いを払しょくして、日本人が輝ける重量級の試合をする」と言う岩下には「それは違う。K-1のベルトというのはどの国でも巻くのは大変。聞いてるか?」と全方位に無差別攻撃。

 その一方で自らが敗れたボウニと1回戦で対戦するKOICHIには「KOICHI選手は戦友だと思っている。トーナメントに頑張ってもらって決勝戦で戦いたいと思っている」とエールを送るとKOICHIも「負けているのでリベンジしたい。決勝で戦いたい」と応えた。

上原(右)は会見の最後には宮田K-1プロデューサー(左)にも注文

最後は宮田プロデューサーに「KO賞」を要求
 そして今回のヘビー級トーナメントにかける思いを問われると上原は「一言でいうとなにがなんでもベルトを巻くということ。K-1のベルトを巻けば今後の人生が変わってくる。それしか考えていない。邪魔をする人間がいればリングの上でしっかりKOして倒したい。今回のK-1ヘビー級というのは僕が作った」としたうえで隣りに座るK-Jeeに向かい「俺がいなかったらお前はここにいねえんだよ。分かるか? 体重が落とすのが大変だったからヘビー級に来た? そんなに甘くないから」と長くヘビー級で戦ってきたプライドから出る辛辣な言葉をぶつけた。K-Jeeが「俺がヘビー級を作ったって意味が分からない。生まれる前からヘビー級ってありますもんね」とスカしたため乱闘にこそならなかったが、上原の言葉ひとつひとつは大きな破壊力を持って各選手たちにぶつけられた。

 しかし最後は選手を代表する形で宮田充K-1プロデューサーに「KO賞」の特別ボーナスを要求するなど、「K-1ヘビー級の第一人者」としてトーナメントの成功へ向け貪欲な姿勢を見せる。最後まで会見の主導権を握り続けたことでファンやマスコミの目は一気に上原に集中。「上原中心のトーナメント」ということを印象付けた会見となった。