海人が宮越破り“真のエース”を証明【9・16 SB】

海人(右)と宮越(左)は序盤から激しい攻防を見せる(撮影・小黒冴夏)
判定寸前でまさかのTKO決着
 シュートボクシング(SB)の「SHOOT BOXING 2017 act.4」(9月16日、東京・後楽園ホール)のメーンで行われた「海人vs宮越慶二郎」戦で海人が5R2分46秒、ドクターストップによるTKOで勝利を収めた。

 海人は前戦でSBライト級王者の鈴木博昭の眉間を縦ヒジで叩き割って1R、ドクターストップによるTKO勝ちを収め、一気にSBのエースの座に上りつめた。

 そんな海人に与えられた試練がこの宮越との対戦。宮越はWBCムエタイ・インターナショナル・ライト級王者で、過去にWBCムエタイ日本統一ライト級とNJKFライト級のベルトを巻いた強豪。

 試合は序盤、キャリアで勝る宮越が “ニンジャステップ”と呼ばれる独特の動きで海人を翻弄。距離を取っては一気に詰めてパンチの連打を見せるなど、主導権を握る。海人もパンチを返すものの単発に終わることが多く、手数では宮越が上。この試合は5R中、3Rまでのオープンスコアシステムで行われたのだが、1Rはジャッジ1人が10-9で宮越を支持。2R、3Rは三者とも10-10だったのだが、試合展開は1R同様、宮越が手数で上回る。しかし海人も徐々に宮越の動きに対応し、クリーンヒットする場面も見られ、試合は後半戦に。
海人のヒジで宮越はおびただしい出血(撮影・小黒冴夏)
海人の右ヒジで宮越は額から大流血
 4Rは宮越がフックの連打で先制攻撃を仕掛けるも、海人は右ストレート、右ハイ、右フックと随所で破壊力のある攻撃を繰り出し、一進一退の攻防が続く。

 判定の難しい4Rを経た最終の5R。序盤から激しく打ち合う中、海人の右ストレートで宮越のアゴがあがる。宮越はクリンチでしのいだものの、大きなダメージ。しかしそこから宮越も無尽蔵のスタミナでパンチの連打で反撃。残り1分を切り打ち合いが続く中、海人が右ヒジ一閃。宮越の額がバッサリと切れ、おびただしい出血が流れた。レフェリーがドクターチェックを要請すると即座にドクターストップがかかり、海人が残り14秒で劇的なTKO勝ちを収めた。
海人は“真のエース”として見事なTKO勝ちを収めた(撮影・小黒冴夏)
11月のビッグマッチでのメイン出場をアピール
 海人は試合後のリングで「今日はホンマのエースになるための大事な一戦で、めっちゃ緊張していたんですけど、ヒジで切って勝てて、無茶苦茶ホッとしてます。全然、情けない試合をしているんで、来週から鍛え直します。11月の『GROUND ZERO』で、もっと強い人を呼んでください。シーザー会長、またメインで使ってください。絶対面白い試合をします」とこの日発表された今年最後のビッグイベント「GROUND ZERO」(11月22日、東京・TDCホール)でのメイン出場をアピールした。