極彩色の“未来の祭り”が繰り広げられた熱狂の一夜! 『六本木アートナイト2017』リポート

 毎年恒例、六本木の名物イベント『六本木アートナイト』が9月30日の夜に開催され、今年も多彩なアーティストと六本木を訪れる人がともに、一夜限りのアートの祭りを満喫した。イベントが集中したコアタイムの様子をリポート!
蜷川実花演出によるパフォーマンス『TOKYO道中』には、巷で話題の“異色肌ギャル”も登場
極彩色の蜷川実花ワールドで幕開け

 六本木の街が一夜限りの非日常的なアート空間に変身する六本木アートナイト。今年は「未来ノマツリ」をテーマに、2020年の東京オリンピック・パラリンピックを見据えてさらに東京を盛り上げるべく、これまで以上に多彩で親しみやすい企画がそろった。

 一目で引き付けられる幻想的な空間を六本木ヒルズアリーナに出現させたのは、今年のメインプログラム・アーティストを務める写真家・映画監督の蜷川実花。自身の映画で使ったセットや父・蜷川幸雄の舞台の小道具などを用いて、どこか未来的で極彩色のインスタレーション『TOKYO Followers 1』を制作。

 「写真家でありながら写真をほとんど使っていない作品。皆さんに撮ってもらうことで完成するのでぜひセルフィーを楽しんで」と蜷川。開催中は常時、多くの人が写真を撮ったり作品の中に入り込んだりして楽しんでいた。蜷川演出による『TOKYO道中』も会場を大いに盛り上げた。ネオジャポニズム感あふれる花魁道中パフォーマンス。最近巷で話題の“異色肌ギャル”も登場し、観客を楽しませた。
“24時間人間時計”に道行く人もビックリ!
六本木の街が一夜限りの非日常空間に

 六本木アートナイトの最大の魅力は“美術館の中で鑑賞する”というアートのイメージを覆す、多彩な企画の数々。

 六本木ヒルズの森タワー前の広場には、色とりどりに光る巨大な半透明のバルーンが設置。これはオーストラリアのマルチメディア集団エネスによるインスタレーション『ソニック・ライト・バブル』。バルーンの表面に触れると光や振動が変化する作品とあって、人々はバルーンの周りを取り囲み好き好きに触れて光の変化を楽しんだり、幻想的な光景を写真やビデオ撮影したり。
バルーンに触れると光や振動が変化するインタラクティブ作品が大人気
 六本木通りに面した六本木ヒルズノースタワー前ではアーティスト・コレクティブの「国立奥多摩美術館」がパフォーマンス『24時間人間時計〜アジア編〜』で道行く人を驚かせた。3人のパフォーマーがそれぞれの時計版に立ち、腕で時刻を指し示し続ける耐久パフォーマンスに、観客も応援しながら楽しんでいた。

 日の出までのコアタイムの間、至る所でイベントが行われ、いつもと違う六本木オールナイトを満喫した人も多かったようだ。
六本木交差点には、インパクト満点のバルーンアートが出現