毎日の杜仲茶で、しなやかな血管とむくみのない体を作る

共立女子大学家政学部教授 医学博士・上原誉志夫インタビュー
 脂肪分・カロリー・塩分ゼロ、しかもノンカフェインで、ダイエットや健康を気にする人に人気の杜仲茶。多くの女性が悩む、むくみも解消してくれるという。そんな杜仲のパワーについて、日本杜仲研究会の理事であり、共立女子大学家政学部教授 医学博士の上原誉志夫氏に話を聞いた。
むくみは老化のサイン!?

 夕方になると、足がむくんでパンプスがきつくなるという女性が多いですが、その原因はむくみなんですね。病院の外来にも来るほど、むくみは女性にとって深刻な悩みとなっています。よく足のすねやふくらはぎを押すと、ひっこんで戻らないっていう人がいるけど、それはまだマシ。ひどくなるとパンパンに張っちゃって、ひっこむことすらないという状態になる。そうすると血液の循環が悪くなるから、足の皮膚がガサガサになるし、さらにひどくなると足の筋肉を傷めつけてしまう。それはなかなか大変な事で、そうなると非常に大きな病気につながる可能性もあるんです。

 むくむというのは、体の中に水が溜まるということ。血管から出てきた水分がにじみだし、足の回りでよどんだ状況なのです。そうなると血流も悪くなるし、ひどくなるとそこに血栓ができます。今問題になっているエコノミー症候群も同じで、静脈の血の返りが悪くなるため、そこに血栓を作り、それが肺に飛んでしまうのです。静脈瘤で血栓を飛ばす人は実はあまりいなくて、もっと深いところの静脈が怒張、うっ滞することが問題。

 そうなる要因としては、加齢もありますし、肥満もよくないとされています。太っていると座ったりした時に静脈を圧迫して、血液が返ってこられなくなりますから。むくみがひどくなると、血栓の問題など、体にも良くないですし、見た目も悪い。むくみによって足が太くなることを気にしている女性も、ものすごく多いですね。
杜仲茶で水分排出

 むくみを解消してあげるには、たまった水分を排出してあげるのが一番。そのために利尿薬を飲んでいる人もいるほど。私が理事を務めている日本杜仲研究会によると、杜仲茶には利尿効果があると認められています。杜仲茶の健康成分であるゲニポシド酸が、心房利尿ペプチド(ANP)の分泌を促進することによると考えられているのです。

 しかもANPはナトリウムの腎臓からの排出は軽度という特徴も。尿には水利尿とナトリウム利尿があり、ANPは水利尿なので、ナトリウムが排出され過ぎて、体内のナトリウムバランスを崩す心配もない。利尿剤はナトリウムも出してしまうので、飲み過ぎるといろいろ問題が出てきてしまうこともありますが、その点杜仲茶は飲みすぎて心配ということはないので、量を気にせず飲めるという利点もあります。

 また、ゲニポシド酸という成分は、血管の内側にある内皮という細胞を活性化してくれるんですね。それにより、血圧を下げたり、動脈硬化を防いだりなどの作用が期待されています。血管が丈夫に、そしてしなやかになると、血管若返り物質である、一酸化窒素(NO)の分泌が促進され、ますます動脈、静脈を健康にしてくれます
生活を楽しむためのアイテムとして

 杜仲茶は、中国原産の杜仲の木の葉を煎じたもの。効果効能に関しては、研究により解明されているものもあるし、研究段階のものもあります。ただ、長い長い歴史の中で、今でも体に良いものとして残っているというのは、そういうものを摂取してきた人たちが、経験的に良いものだということを分かっているから。すたれず続いているもの、ずっと愛されてきたものには、ちゃんと理由があるんです。杜仲茶もそうで、その理由付けを、日本杜仲茶研究会がやっています。ただ、研究段階のものがあるとはいっても、安全性が高く良いものだというのは間違いない。

 私は、杜仲茶は治療ではなく、病気にならないための健康食品という位置づけで飲んでほしいと思うんですね。今すぐ効果を期待するというより、長く続けて生活を楽しむためのものとして摂取する。食べることで栄養を取って、食事を楽しむために飲む。すっきりとして飲みやすいから、食前、食中、食後、いつでも飲めるし、ノンカフェインだから、子どもからお年寄りまで飲めます。その中で、血管をしなやかにしてくれたり、むくみを取ってくれたり、病気になる要因を防いでくれる。安全で効果があることは、分かっているので、そんな付き合い方がいいのではないかと思います。一番重要なことは、安心して飲めるという事。さらに長期に使っていると効果が期待できるのですから、これを日常の習慣にしない手はないと思います。

上原誉志夫(うえはら・よしお)

共立女子大学家政学部教授 医学博士。1948年生まれ。1976年東京大学医学部医学科卒業。78年東京大学第二内科入局。米国ミネソタ大学内科学教室に留学。東大病院腎臓内分泌科保健センター副所長、保健センター駒場・本郷支所長などを務める。『看護師「医学力」腕だめし−−医療現場必須の新常識』(金芳堂)など著書多数。研究分野は臨床栄養学、健康科学、食塩と高血圧、内科系臨床医学。
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