MVPに篠原悠人、ベストバウトは芦澤vs河野【10・14 KHAOS.4】

大会MVPの篠原(撮影・荒熊流星)
対抗戦は3勝3敗

 立ち技格闘技「KHAOS.4」(10月14日、東京・新宿FACE)で行われた「関東vs関西全面戦争6対6」は3勝3敗の五分で終わった。

 旗揚げ戦から、「前日に抽選で対戦相手を決める」、「賞金総取り」といった斬新な企画で大会を行ってきたKHAOS。今回は対抗戦ということで、選手たちにも特別な感情が生まれ、試合前から闘志をむき出しにする選手も続出。エキサイトした試合が続いた。

 メーンでは関西の篠原悠人が関東のFUMIYAを3R1分4秒、KOで下し、MVPも獲得した。
篠原(奥)の右フックにFUMIYAの顔がゆがむ(撮影・荒熊流星)
篠原が右フックでKO勝ち

 1Rから会場の大声援を背に積極的に攻撃を繰り出すFUMIYAに対し、冷静にカウンターを合わせていく篠原。ラウンド終盤、篠原のカウンターの右ストレートが見事に決まり、FUMIYAは思わずヒザをつき、ダウンの宣告。

 2Rは篠原のカウンターを警戒するFUMIYAはジャブからの強烈なローキックで反撃。しかし篠原はそのローにも的確にパンチを合わせ、着実にポイントを奪っていく。

 3RはFUMIYAの左フックを合図に打ち合いになるも、篠原が冷静に右フックを打ち込み、この試合2度目のダウンを奪う。なんとか立ち上がったFUMIYAだったが、足元がおぼつかず、レフェリーが試合を止め、3R1分4秒、篠原のKO勝ちとなった。
真っ向打ち合った芦澤(左)と河野(撮影・荒熊流星)
芦澤が乱打戦を制する

 第5試合は関東の芦澤竜誠と関西の河野一平が対戦。リングインした芦澤がリングを回る途中で、先にリングインしていた河野に額を合わせて挑発するなど、ゴング前からともにエキサイト。

 試合もそのまま激しい打撃戦を展開。1Rは芦澤が手数で勝り、優位に進めたものの、2Rには芦澤の右ハイキックに河野がパンチの連打を合わせ、最後は右フックでダウンを奪う。さほどダメージがなかった芦澤はすぐに立ち上がり、反撃に出てレフェリーに止められるほど。

 その後もともに打ち合う2人だが、徐々に芦澤の勢いが河野を飲み込んでいく。3R、後がない芦澤は序盤からラッシュ。ダメージがたまった河野はついついつかみが多くなってしまい、警告を受ける。残り30秒で、芦澤がパンチとヒザ蹴りのラッシュでついにダウンを奪い返す。河野も立ち上がり、残り10秒ともに最後の力を振り絞り打ち合うがついにゴング。

 ジャッジ3者とも28-27で芦澤が勝利を収めた。判定決着ではあったが、この試合がベストバウトに選ばれた。
【写真左】和島(左)が完勝【写真右】バズーカ(左)がフックを振りぬく(撮影・荒熊流星)
3連続1RKO勝ちの和島はK-1参戦をアピール

 第6試合では関西の和島大海が関東の嶋田将幸を1R2分24秒、KOで下した。序盤から強烈な左の蹴りを繰り出す和島。嶋田はガードするものの、その上から強烈な左ミドルをもらい、ダウン。なんとか立ち上がり反撃に移った嶋田だったが、最後は和島の左インローでばったりとうつぶせにダウン。そのまま立ち上がれず、和島がKO勝ちを収めた。

 これで3戦連続の1RKO勝ちと快進撃を続ける和島は「もっと上のK-1とかKrushを目指している。12月のK-1お願いします」と参戦をアピールした。

 第4試合は関東の“バズーカ”巧樹と関西の川崎真一朗が対戦。

 試合前のレフェリーチェック時に川崎が額をつけ挑発すると、巧樹はゴング早々ダッシュして飛びヒザを放つなどいきなり荒れた展開に。

 やや前掛かり気味の巧樹に対し、ゴングが鳴ると落ち着いた戦いを見せた川崎が的確にパンチを当てていく。しかし3Rになってやっと冷静さを取り戻した巧樹は、パンチから鮮やかな右ハイキックでダウンを奪うと、打ち合いから右ストレートで2度目のダウンを奪い、3R36秒KO勝ちした。
【写真左】小只(右)の左ストレートが冴えわたった【写真右】黒田(右)がデビュー戦で勝利(撮影・荒熊流星)
関西の黒田がデビュー戦を飾る

 第3試合は関東の小只直弥と関西の山脇魁斗が対戦。

 試合は1Rから小只の左ストレートが冴えわたるが、山脇はそこに右ストレートや右のキックを合わせるなど反撃。見ごたえのある打ち合いが続くが、その中でも徐々に小只がプレッシャーをかけ前に出ては手数で上回る展開に。3R終了までほぼノンストップの打ち合いとなったが、ジャッジ2人が小只を支持し、2-0の判定で小只が勝利を収めた。

 対抗戦の幕開けとなった第2試合では関東の桑田裕太と関西の黒田斗真が対戦。互角の打ち合いを見せた2人だったが、ラウンド終盤、黒田が左フックで桑田をロープに詰めると左の飛びヒザ一閃。この一発で桑田が右目じりをカットし、無念のドクターストップとなり、1R2分12秒、TKOで黒田がデビュー戦を飾った。