女子高生が米食を応援!



松蔭高等学校 Blue Earth Project Rice Actionキャンペーン









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神戸市・松蔭高等学校では10年ほど前から、地球温暖化や貧困、環境などの国際的な問題を学び、課題解決に向け街に出てアクションを呼び掛ける「Blue Earth Project」活動を行っている。毎年、卒業が決まった3年生の有志が、その年のテーマを決め、イベントや展示で広く啓発する。今年は「未来につながるあなたの一口」をスローガンに「Rice Actionキャンペーン」を企画、プロデュース。コメ(ごはん)を食べるという身近な行動で、食と環境について訴える。





「女子高生が社会を変える!」をキャッチフレーズに、生徒たち自身が企画・運営をすべてこなす「Blue Earth Project」。今年のテーマは"米食"。多くの食料を海外からの輸入に頼っている日本は、食料自給率の問題、輸入に伴うCO2排出等による環境問題、さらにコメ離れによる農業の衰退や水田の生態系の崩壊など多くの問題を抱えている。





 そこで、今年のBlue Earth Projectは地産地消、特に自給率100%近いコメ(ごはん)を食べるという、誰もが毎日できる身近なアクションを世の中に訴える『Rice Actionキャンペーン』をテーマに決め、毎日欠かせない食のあり方を変え、社会貢献を目標にさまざまなイベントを開催した。





 主な活動は、イベント開催と店舗協力。イベントは、神戸ハーバーランドモザイク、梅田阪急三番街、阪急西宮ガーデンズで、計3回開催された。それぞれの地区の店舗を2カ月にわたり、一軒一軒訪問し、趣旨に賛同してくれた店舗に米、または地元の食材を中心とした「Rice Actionメニュー」を提供してもらい、街をあげて環境と食や米の問題を考え、広めることに協力してもらった。協力実施を頼んだ店舗数は、114店舗、うち71店舗が参加協力に応じてくれたという。さらに商品開発にも挑戦。メニューや新しい米の食べ方が商品化された。店内にはアイキャッチツールやポップ、手書きのメニュー、看板など、すべて手作りで製作したPRツールを置き、啓発活動を推進した。





 また、イベント会場では、展示とステージでの啓発活動も行われた。展示ブースでは、水・温暖化・生物多様性・飢餓と飽食・米の5つのテーマに沿って、環境と食のつながり、米の大切さを説明。紙に書いて展示するだけではなく、風船を用意し、CO2量を風船の個数で表したり、ドギーバッグを展示し実際に触れるようにしたりするなど、見て、読んで、触れて、体験してと来場者がより身近に感じられるような工夫もこらした。さらにステージでは、ダンスや劇、歌や合奏ほか、クイズや替え歌で明るく楽しく、身近にできる食生活の見直しを提案。先着50名に米粉パンの試食提供も行った。





 神戸・西宮のサテライトブースでは、イベントの展開前に視察に行った、兵庫県・滋賀県の環境創造農法を紹介。水にも生き物にも配慮したエコ米を使ったエコライス(塩おむすび、米粉カップ)を提供したほか、生徒が商品開発した米粉パンや、新たな米の食べ方を提案するために生徒が商品開発したモナカ型のおむすびも販売した。





 これらの啓発活動を通じ「女子高生からの食の自給率向上プラン」を作成。"ごはんを食べて世界を変えよう!"をキャッチコピーに、日本の自給率アップ、水の大切さ、さらに環境保全意識の向上について提案していくという。









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ステージでのイベントには300人を超える人が集まり、女子高生の歌やダンス、クイズを楽しんだ(写真〈1〉〈2〉〈3〉)。明るくポップな手作りの展示ブース。3か所で合計1000人以上の人に思いを伝えた(写真〈4〉)。ステージ進行表。盛りだくさんの内容にリハーサルもかなりハードだったとか。1時間のステージ中に、米粉パンの宣伝なども盛り込んだ(写真〈5〉)。生徒発案製作のアイキャッチツール"お米ちゃん"(写真〈6〉)
















松蔭高等学校(学校法人:松蔭女子学院)





松蔭中学校・高等学校は、兵庫県神戸市灘区にある完全中高一貫私立女子高。





◆沿革:1892年 英国聖公会の伝道機関によって、神戸市北野町に「松蔭女学校」創立。1915年「松蔭高等女学校」設立。1929年神戸市青谷に校地を選定。定礎式にイギリス王子グロスター公爵臨場。12月新校舎落成。2002年学院創立110周年記念式典開催


◆生徒数:松蔭高校510名、松蔭中学校500名、神戸松蔭女子学院大学2250名


◆住所:神戸市灘区青谷町3-4-47





松蔭高校のキャリア教育・チャレプロ(Challenge Social Design Project)について





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活動は、まるで会社組織のように、生徒の自主活動で企画運営されていく







◆コンセプト:社会や世界の深刻な課題に対して明確な課題意識を持った後、学校内でなく、積極的に街へ出て行き、社会の課題の啓発や、課題解決に向けての身近なアクションの啓発をしていく活動で、最終的には、高校生も日々変化していく社会の一員という自覚を持って、社会や人(老若男女を問わず)をプロデュースしたり、デザインし、持続可能な社会作りを目指す社会啓発活動


◆キャッチフレーズ:女子高生が社会を変える!


◆活動主体:松蔭高校3年生の受験終了生徒


◆活動時間:毎年300時間以上の集中的効果的活動で多くの成果を残す


◆BlueEarthProjectはチャレプロの具体的な活動は、BlueEarthProjectとRedLifeProjectの2つのプロジェクトに分かれている。その中でも環境と国際協力をテーマに、街中で多くの人や社会に向けて行う社会啓発活動のこと。キャッチフレーズは"踏み出す勇気、つながる心、変わりだす地球"


◆これまでの代表的な活動「TAPキャラバン隊」「ウォームビズキャラバン隊」「グリーンエコキャラバン隊1」「グリーンエコキャラバン隊2」「Food Actionキャラバン隊」「フェアトレチョコキャラバン隊」「ジャングルキャラバン隊」「ゴミゼロキャラバン隊」