サッカー慈善試合でカズがゴール



 東日本大震災の復興支援を目的とした「サッカー日本代表vs Jリーグ選抜」の慈善試合が3月29日、長居陸上競技場(大阪)で開催された。





 当初はニュージーランド代表との試合が予定されていたが、震災の影響で中止に。国際Aマッチではなくなったため、海外組の招集は強制できなかったが、復興支援というこの試合の意義を鑑み各チームが快く選手の参加を認め、日本代表はベストメンバーが揃った。





 試合はザッケローニ監督、Jリーグ選抜のドラガン・ストイコビッチ監督(名古屋)ともに本気モード。「全員出場させる」というお祭りムードの半面、被災者に届けとばかりに、真剣勝負の熱戦となった。





 前半15分、ゴールやや右、約20メートルで得たフリーキックを遠藤が直接決め、日本代表が先制点。19分には本田のスルーパスに岡崎が反応。2点目をあげた。





 日本代表が2−0のリードのまま迎えた後半17分、J2からただ一人参加した三浦知良がついにピッチに立つ。「何かをやってくれる」4万613人の観衆がカズに釘付けになる。そして後半37分、闘莉王が頭で落としたボールにカズが反応。落ちついて右足でシュートし、ゴールネットを揺らした。試合前からの宣言通りにカズダンスを披露。「みんなの気持ちが一つになった。東北の皆さんにもきっと届いたと思う」と振り返った。





 ザッケローニ監督も「生まれて初めてゴールを決められてうれしいと思った」「称賛に値する素晴らしいゴールだった」と44歳のJリーガーをたたえた。