松山ケンイチ 小雪と「がむしゃら」婚

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 4月1日に小雪と入籍したことが明らかになった松山ケンイチが20日、都内ホテルで、単独で結婚報告会見を行った。20日に新聞などで入籍が報道されたことで、「自分の言葉で話すことが大切」と考え、二人を代表して会見に臨んだ。映画やドラマの制作会見や舞台挨拶とは勝手が違う状況に、マイクを持たずに登壇、降壇して再度マイクを手に登場するハプニングもあったが、「お互いが幸せだと思える生活をしていきたい」と、夫婦としての新生活への抱負も語った。
 
 交際のきっかけは映画『カムイ外伝』での共演。その後、何度か食事などをするなかで、2009年の4月から交際をスタートさせた。交際当初から結婚を前提に考えていたそうだが、8歳年上の小雪に「あなたみたいなヒヨッ子に大丈夫なの?と、言葉は違いますけど、そんな感じで言われていました」と、松山は照れ笑い。その後も、同じようなことを何度も言われたそうだが、それでも「自分にとって大事(な人)だから」と、諦めず果敢にトライし続けたという。ずいぶん前にしたというプロポーズでも変わらぬ反応だったといい、「がむしゃらに押してましたね」と結婚までの経緯を語った。

 そこまで自分を「がむしゃら」にさせた小雪の魅力は、「まっすぐな人。裏表がなく、ストレートにものを言う方で、かっこいい」ところ。逆に、小雪は松山のどんなところに魅力を感じているかと質問されると、「田舎もんのところじゃないですか? おもしろいとは言ってくれます」と苦笑した。

 小雪が8歳年上であることについては気にもしていないようで、「年の差(の問題)なのか分かりませんが、経験しているものや価値観が違うと思うところもあります。僕にないものを持っているから教えてもらえるところもありますが、逆に小雪さんが持っていないものを自分が持っていることもあります」と、話した。ただ、すでに尻には敷かれているよう。そこを突っ込まれると、「俺についてこい!はいつもじゃなくていい。必要なときにそうであれば」とキッパリ。

 報じられているように、すでに2人は同居中。夫婦として新しい一歩を踏み出した4月1日の夜は、なじみの中華料理店でお祝いの食事をしたそうだが、その後も以前と変わらない生活を送っているという。どんなときに夫婦になったと感じると聞かれて松山は、「選挙の投票カードが送られてきたときに、小雪さんの苗字が松山になっていた」と、ほんわかするエピソードも紹介した。
 
 婚約指輪は、2人で「きれいな指輪」を選んで贈ったそうだが、結婚指輪は現在注文中。結婚披露宴や新婚旅行については未定としながらも、「2人で(結婚式を)挙げるとか、2人で話しているものもある」という。報道陣がみんなに小雪の花嫁姿を見せないのかと追求すると、「見せたくないです(笑)」と大きな笑顔で応戦した。子供については、「考えています。できることなら早い段階で」とし、「家族になる。個人主義じゃいけないと思います。将来子供もできれば、また生活も違ってくると思います。お互い支えあい、また違った生活を楽しんでいきたい」と、これからの生活にもイメージを持っているようだった。

 8月には、主演を務める2012年のNHK大河ドラマ『平清盛』がクランクイン予定。そのために現在たくさん食べて体づくりをしているところを報道陣から「幸せ太り?」と振られると、「そうだったら、もっと早くから太ってます!」と笑い飛ばした。

「幸せな家庭を作るのはもちろんですが、みなさんに力を、元気を与える仕事をしているので、それを継続して頑張っていきたい」と松山。新たなスタートにヤル気を見せていた。