モントリオール映画祭出品決定…が、原田泰造はお留守番!

岡田将生、榮倉奈々主演映画『アントキノイノチ』完成報告会見

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 さだまさし原作の映画『アントキノイノチ』の完成報告会見が10日、都内にて行われキャストの岡田将生、榮倉奈々、原田泰造、松坂桃李と瀬々敬久監督が登壇した。

 岡田と榮倉演じる、心に傷を追った男女が、遺品整理業者で働くうちに希望を見出していく物語。
岡田は「タイトルだけ見るとコメディーのようですが、命という大切なものを扱っている作品。多くの若い人に見てもらいたい」。キャストたちは、実際に遺品整理の現場を体験したという。中でも榮倉は「日常で、他人の家に勝手に入って掃除をするということはないので、そのことへの違和感もありましたし、亡くなった人の物を片付けるんだということに対する、自分の感情と遺品整理業というプロとしての立場とのせめぎ合いがありました」と、その体験が芝居に生きたことを感慨深げに語った。

 シリアスな要素も含む物語だが、現場は和気あいあいとしていたようで、現場の様子を聞かれた榮倉は「監督が私を見て“岡田君!”と呼んでいた」と、監督がなかなか名前を覚えてくれなかったというエピソードを明かすと、岡田と松坂も「監督から松岡君!と呼ばれて、2人とも振り向いたことがありましたね」と暴露。原田いわく「監督がとにかくかわいくて、監督のために頑張ろうとチームが一丸になった現場だったんです」。同作はモントリオール世界映画祭のワールド・コンペティション部門に正式出品することが決定。岡田や榮倉が映画祭への出席が楽しみと語る一方で、“留守番”が決まっている原田は「(皆が映画祭に行っている間)僕はいつも通りバラエティーの収録でもしていると思います」と語り会場の笑いを誘った。

 映画は11月19日全国公開。