田原総一朗”遺言”イベントで赤裸々トーク

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DVD『田原総一朗の遺言』シリーズの発売記念イベントが16日、都内で行われ、田原、水道橋博士らが登壇した。田原が、東京12チャンネル(現・テレビ東京)のディレクター時代に手がけたドキュメンタリー作品をDVD化したもので、これまでに第7弾まで発売。イベントでは、ダイジェスト映像とともに、当時の社会情勢を含め、大きな声では言えない撮影秘話を赤裸々に語った。

 同シリーズは、テレビ東京のバラエティ番組『やりすぎコージー』の人気コンテンツ「都市伝説」で、水道橋博士が田原がフリーセックス集団に迫ったドキュメンタリーを見て、「田原総一朗は日本で初めてのAV男優だった」と紹介したことがきっかけになって、田原が手がけた作品を発掘したもの。過激で放送できない作品、なかには社内で番組づくりの参考に見ることさえも禁止されている問題作もあるという。「他局と勝負するには誰にもできないヤバいことをするしかなかった」と、田原は当時を振り返った。

 水道橋博士は、DVDシリーズについて、「振り返る作品じゃなく、明日につながっている」と熱くコメント。それに対して田原が「もっと他に言いたいことがあるはず」と突っ込むと、「(作品を出し始めてから)2年生きてるから、もう"遺言"ではなくなってますね」と、笑った。

 15日に誕生日を迎え、78歳になった田原。まだまだやりたいことはあるそうで、取り上げたい人物の名前を連呼。途中、「島田紳助から長い手紙をもらった、4枚!」という話も飛び出したが、周りに静止されていた。最後には「生きてたかいがありました」と語り、会場を後にした。