オルフェーヴル無念 凱旋門賞でクビ差2着

 競馬の世界最高峰レース、第91回凱旋門賞(GI)は7日、パリ郊外、ロンシャン競馬場の2400メートル芝コースに18頭が出走して行われた。日本の昨年の中央競馬の三冠馬オルフェーヴル(牡4歳、栗東・池江泰寿厩舎、クリストフ・スミヨン騎乗)は2着に惜敗した。
 大外枠のオルフェーヴルは発走から道中と後方待機策を取る。最後の直線、残り300メートルで先頭に立ち、次元の違う足で一気に馬群を引き離した。しかしゴールを前に徐々に内にささるオルフェーヴル。一度はオルフェーヴルに交わされたものの、フランス馬ソレミア(牝4歳)が徐々に差を詰める。そしてクビ差交わされたところがゴールだった。
 凱旋門賞には今回のレースを含め、日本馬は延べ14頭が挑戦。日本馬は1999年のエルコンドルパサー、2010年のナカヤマフェスタ、そして今年のオルフェーヴルの2着が最高着順となっている。