理系と文系が出会った初めての歴史書

2008年、イギリスで発売されベストセラーになった「137億年の物語」の日本版が出版された。同書は地球の歴史を42のテーマで語るこれまでにない歴史書だ。宇宙の誕生から3.11が変えたえエネルギーの未来まで、点ではなくつながりで解説。また全ページには137億年を24時間時計に置き換えたものを表示。ビッグバンが0時0分0秒、恐竜登場が22時24分00秒、そして23時59分59秒に狩猟採集民がようやく登場する。我々はそこからこちら最後の1秒を生きているということ。オールカラーで500点の写真図版が掲載されているので、子どもも楽しめる。

【著者】クリストファー・ロイド【訳者】野方香方子【価格】3140円(税込)【発行】文藝春秋