キーワードで読むニュース -TOKYO HEADLINE-

シリアがサリン準備か  米CNNテレビは3日、米政府当局者の話として、シリア軍が猛毒のサリンの生成に必要な2種類の化学物質を混ぜ合わせる作業を始めたと報道。反体制派の殺害に使用される懸念が出ている。オバマ米大統領は同日、シリアのアサド政権が化学兵器を使用することは「全く受け入れられない」と述べた。
米ニューズ 電子新聞廃刊へ  ルパート・マードック氏率いる米メディア大手ニューズ・コーポレーションは3日、アップルのタブレット端末「iPad」などに向けた電子新聞「ザ・デーリー」を今月15日で廃刊すると発表した。購読料はアイパッドの場合、1週間99セント(約80円)だったが、今年7月時点で読者数は約10万人と低迷していた。
北朝鮮が3段式ミサイル設置完了  韓国の聯合ニュースは5日、北朝鮮が3段式長距離弾道ミサイルの設置を終えたと伝えた。韓国政府関係者の情報としている。発射台付近で発射準備にあたっていた作業員の一部が既に撤収。北朝鮮が8〜9日までに技術上の点検と燃料注入を終え、10〜12日に発射する可能性が高いとの見通しを伝えている。
26年末に燃料取り出し完了  東京電力は3日、福島第1原発4号機の燃料貯蔵プール内にある燃料集合体の取り出し完了時期について、従来よりも1年前倒しして平成26年末を目指す計画を明らかにした。同日開かれた政府・東電中長期対策会議で計画を示した。2年かかるとされた取り出し期間は作業の効率化で、半減できる見通しという。
石綿訴訟で国に10億円賠償命令  建設現場でアスベスト(石綿)を吸い込み、肺がんや中皮腫などの健康被害を受けた元建設労働者と遺族計337人が、国と建材メーカー42社に計約118億円の損害賠償を求めた訴訟で5日、東京地裁が国の賠償責任を一部認定。170人の労働者と遺族に計約10億6000万円を支払うよう命じた。