夢の課外授業郊外型スタイル〜チャリティ・キッズ・ベースボールスクール2012〜

憧れの選手が直接指導正しいフォームを身につけることが大切
最年長投手として、昨年まで現役だった工藤公康が「野球を通じて人材育成を!」との思いからスタートした「チャリティ・キッズ・ベースボールスクール」(主催:二十一世紀倶楽部)が2日、明治神宮外苑室内球技場で行われた。19回目を迎えた今年は、アメリカンスクールを含む11チーム131人が参加した。(文中敬称略)
1.「バットは手で振るんじゃなくて、腰が回ったら自然に振れるように」と一緒にビニールバットを振りながら、分かりやすくピッチングについて教える工藤 2.江柄子はピッチング時の体重移動について自分のフォームを見せながらポイントを説明 3.細山田が実技を見せる。キャッチしてから返球までのスローイングの早さに子どもたちはびっくり 4.バッティングの練習で、打ちごろの高さに正確にトスを上げる上田 ㈭イベント終了後は、工藤らコーチ陣と各チームごとに記念撮影。思い出に残る一枚

 今回、子どもたちを指導するのは工藤のほか、江柄子裕樹(読売ジャイアンツ・投手)、平井諒(東京ヤクルトスワローズ・投手)、細山田武志(横浜DeNAベイスターズ・捕手)、山崎憲晴(横浜DeNAベイスターズ・内野手)、上田剛史(東京ヤクルトスワローズ・外野手)、井上真二(元・読売ジャイアンツ)、織田淳哉(元・読売ジャイアンツ)の8名。

 各自準備体操を終えたら早速、工藤によるキャッチボール指導が行われた。平井と江柄子両投手にお手本を見せてもらいながら、工藤が手足の動きを解説。コントロールを良くし、怪我をしないためには、バランスよく投げられるようになることが大切という説明を子どもたちは真剣な面持ちで聞いていた。

 その後、各自がチームメイトとキャッチボールの実技。その間も選手たちは競技場内を回り、ひとりひとりの子どもたちに丁寧にアドバイスをしていた。

 キャッチボールが終わると投手、捕手、内野手、外野手にわかれてポジション別練習。投球練習では、マウンドからキャッチャーに向かって投げる実践練習を平井、江柄子投手が、そしてビニールバットを使って、正しいピッチングフォームを作る練習を工藤が担当。工藤はすべての子どもたちにマンツーマンでじっくりと向き合い、細かいところまで指導。「よし!いいぞ」「うまい、うまい」と子どもたちの良いところを褒めながら、時間ギリギリまで熱心に教えていた。

 捕手の練習は細山田が、補球から返球までを説明と実践を交えながら指導。その他、内野は山崎が捕球と送球、ポジション別のベースタッチ、ダブルプレーのコツなどを細かくレクチャー。外野は上田がフライを取る練習から、バッティングまで多くのメニューをこなした。

 みっちり1時間練習した後は、プロのピッチャーと各チームの代表バッターが対決。平井、江柄子投手の球を打てるとあり、バッターボックスに立つ子どもたちもやや緊張気味。しかし、チームメイトの声援に、思い切りバットを振り、ヒット性の当たりを飛ばす子もいて大いに盛り上がった。

 最後はお待ちかねの抽選会。ジャイアンツの帽子やジャビットのぬいぐるみ、それに参加選手のサイン入りグローブなどの景品が用意され、当選者の名前が読み上げられるたびに歓声が起こっていた。 

 最後に今回のコーチ陣から「野球ができるのは、先生や親や周りの人みんなのおかげ。頑張って」(細山田)、「感謝の気持ちを忘れずに一生懸命練習して下さい」(江柄子)、「今日やったことを忘れないようにノートに書いて、時々思い出して」(平井)、「野球を楽しんでやってほしい。楽しむためには怪我をしない事。そのためにいいフォームや打ち方を身につけて。夢に向かって進んで、素晴らしい選手になって下さい」(工藤)と挨拶。あこがれの選手の言葉に子どもたちは笑顔で拍手を送っていた。
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 二十一世紀倶楽部が子どもたちに、夢を持って挑戦する気持ちを持ってもらうことを目的に行っているのが「夢の課外授業」。これはミュージシャンの前田亘輝(TUBE)などのタレントや文化人らが先生となり全国の小学校を訪れ、授業を行うというもの。2000年に始まり、12年目を迎えた。
 今年は8月に八景島で被災地の中学生を招待しての「中学生Rising Sun Project〜夢の課外授業スペシャル〜」、11月にはセーブ・ザ・チルドレン・ジャパンとの共催で、被災地の岩手県にTUBE、水野雄仁、水内猛が訪問するなど、活発な活動を行った。
 授業の内容はそれぞれの先生たちによって千差万別なのだが、根底に流れるテーマは「夢」。夢を持つことの大切さと同時にその実現の難しさも同時に伝えていく。授業の前半は講義。先生が今までの体験をもとに「夢」を語る。後半の実技ではその動きを通して、実現した「夢」を身をもって伝える。子どもたちにとっては唯一無二の貴重な時間だ。
「あなたの時間を1時間ください」という呼びかけに集まった“先生”たちは、スポーツから音楽、演劇などジャンルも多彩。「子どもたちのために何かしてあげたい」という思いは至るところに広がっている。

3月15日  夢の課外授業 水野雄仁  越谷市立大間野小学校
3月16日  夢の課外授業 AKIRA、KEIJI(EXILE) 私立淑徳小学校
5月〜8月 夢の課外授業 USA、TETSUYA(EXILE)、EXPGインストラクター  岩手県釜石市立大平中学校
7月〜8月 「中学生Rising Sun Project 」USA、TETSUYA(EXILE)、EXPGインストラクター 横浜市内中学校
11月 2日 夢の課外授業 TUBE、水野雄仁、水内猛 ※セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンと共催 宮城県石巻市立貞山小学校
11月 28日 夢の課外授業 水内猛  越谷市立出羽小学校

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