女の人生と教えを1冊に

 新橋の地べたに座って靴磨きをすること40年。壮絶な半生を送ってきた “靴磨きばあちゃん”中村幸子さんの女の人生と教えが一冊の本になった。19歳で浜松からトランクひとつで東京に出てきた彼女は、17歳年上の妻子ある男性との子どもを出産。その男性の死後、酒乱の男性との結婚と離婚、そして体の不自由な男性との再婚。しかし、常に家計を支える立場で、朝から晩まで働き通しの人生を送る。指紋がすれて見えなくなるくらいに働き、抜歯で自分を変えてまで雑踏の中で生きる彼女が発する言葉の中に人間の強さと誇りを見た。
「新橋二丁目七番地」地べたに座って40年、靴磨きばあちゃんの教え【著者】佐藤史朗【定価】1260円(税込)【発行】ソフトバンク クリエイティブ