師走の浅草 今日まで羽子板市

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 師走の浅草の風物詩である羽子板市が今日まで浅草寺で行われている。境内には彩どりの羽子板を並べた露店が軒を連ね、店の元気な口上や、景気のいい手締めの音が境内に響き渡っていた。

 初日は雨や寒さのために客足が伸びなかったというが、中日の18日の夜は観光客や会社帰りのグループなども見られた。1万円~3万円のものが売れすじで、孫や娘の初正月の贈り物として買い求める人も多く見られた。

 羽子板は古くは神事に使われ、室町時代には正月の遊びや贈り物として用いられるようになった。江戸時代になると、邪気をはねのけるとして年末に贈られるようになったという。今でも、女児の初正月に羽子板を送るという習慣がある。


 本日19日まで開催。