現役復帰の蒼国来稽古再開

 大相撲八百長問題をめぐる地位確認訴訟で解雇無効の判決が下され、現役復帰することが決まった幕内蒼国来=本名・エンヘトゥブシン、中国出身=が4日、東京都中央区の荒汐部屋で2年ぶりに朝稽古を再開した。多数の報道陣が見守る中、ときおり笑顔ものぞかせ、終始リラックスした様子で汗を流した。

 午前7時前に稽古場に姿を見せると、壁にかかった自らの名前が書かれた木札をこれまでの師範代から幕内に換えた。「前からずっと使っていた」という白まわしをつけ、四股やすり足など基本動作を入念に確認。相撲こそとらなかったが、ぶつかり稽古では若い衆に胸を出して、自らもぶつかるなど、約3時間意欲的に動いた。