V6坂本 最新ミュージカルで「さらっともてあそぶ」

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 ミュージカル『シルバースプーンに映る月』の製作発表が23日、都内で行われ、主演を務めるV6の坂本昌行ら主要キャスト、作・演出のG2が登壇した。坂本は毎日酒浸りの御曹司という役どころにについて「このご時世にこんな人いるのか!」という印象を持ったそうで、「下町生まれで(自分とは)かけ離れている。役作りをどうしたらいいか......」と、苦笑い。「まずは(ヒントとなる)御曹司を探すことから始めたい」と話し、笑わせた。
 
 坂本、ミュージカルで活躍する新妻聖子と鈴木綜馬、そして女優のみならず声優・歌手としても才能を発揮する戸田恵子。G2が「この4人でやりたい」と、時を待って、実現させたミュージカル。23日現在では台本が完成しておらず、製作発表はかなり手さぐりの状況で、戸田は「みなさんの話を聞いていて......そういう話なんですね」とあいさつ。さらに、自身が物語のキーパーソンであると説明されると、びっくりしていた。真面目な兄を演じる鈴木は、「キューティーな男を目指したい」と意気込んだが、「徐々に鈴木さんらしさが出てくる役」と言われて微妙な表情に。「ダンスは......ないんですよね」と恐る恐る語る坂本は、新妻に「私と踊るんですよ」と突っ込まれて平謝りだった。

 とはいえ、出演者たちの息はぴったり。坂本演じる御曹司は、酒浸りだけでなく、女性を「さらっともてあそぶ」など、艶っぽい役柄。「男の色気が出たらいい」と控えめな坂本に対して、これまでに共演経験がある鈴木が「いや、(坂本は男の色気が)におい立ってますよ。みかんのむき方、稽古の姿勢、周りに対する気の使い方......。こういう男になりたいと思う人。抱きついたら、その養分がもらえるのではないかと思って、何度も抱きついています」と、話した。

 本作は、さまざまな作品を送り出しているG2が書き下ろす、オリジナルミュージカル。とある山麓に建つモダンな洋館が舞台で、放蕩息子と傾きかけた会社を立て直そうという真面目な兄、どちらかと結婚しようともくろむメイド、そこに突然訪ねてきたメイドの娘が加わって展開する、「ホラーとラブストーリーを足した、ヒューマンコメディミュージカル」(G2)だという。

 東京公演は6月14~30日に東京グローブ座で。大阪公演もある。チケットは27日発売。詳細は公式サイト(http://www.ssmoon.jp/)で。