新会長は実施競技 数の見直しも視野

 IOCは10日、ブエノスアイレスでの総会最終日に会長選を行い、2期12年の任期を終えて退任するジャック・ロゲ会長(71)=ベルギー=の後任として、第9代会長にトーマス・バッハ副会長(59)を選出した。

 総会終了後に記者会見したバッハ会長は上限が28と定められている五輪の実施競技数について、見直しを視野に入れた柔軟な改革を進める考えを示した。

 バッハ会長は「種目数に着目すればより柔軟に対応できる」と指摘。参加選手数や恒久施設の数を制限し「その範囲内であれば多少種目数が増えても影響はない」と語ったが「異なる意見にも耳を傾けたい」とし、議論が必要とした。

 東京五輪での野球・ソフトボールの復帰も検討課題になるとみられている。