3ヵ月ぶりのファーミングは採れたてホカホカの焼き芋を堪能 秋の味覚を楽しむ

 体験型農園「Farming Garden in 生命の森リゾート」で4日、ファーミングイベントが開催。台風の接近などによる悪天候のため、約3カ月ぶりの開催だったが、小雨にもかかわらず朝早くから参加者が集合。早速、4月に植えたサツマイモの収穫に取りかかった。

 サツマイモはまさに芋づる式に次々と出てくるが、力を入れすぎると途中で折れてしまうので、周りの土をしっかりと掘ることが大切。傷つけないように、慎重に穴を掘り進んでいくが、がっちり根を伸ばしているサツマイモは抜ける気配なし。そのため、深くまで一心不乱に掘る参加者が汗だくになり、上着を脱いで作業する姿も見られた。しかし、その甲斐あって、サツマイモは大豊作! 大きなカゴ3つに立派なサツマイモが採れた。

 続いてそれぞれの畑の手入れ。3カ月ぶりということで、どの畑も雑草が生い茂り、かなりかわいそうな状態。そのままでは、耕運機も入ることができないとあって、地道に手で草を抜いていく。地味な作業だが、これもまた来年畑に豊かな実りを与えてくれる大切な土作りの一環なので、参加者は一生懸命。時間に限りがあるため、その少ない時間でなるべく畑をきれいにしたいと、黙々と雑草抜きに励んでいた。

 畑の掃除が一段落すると、今度は新しい苗と種植え。鍬で土を耕し5列の畝を作り、表面を平らにならし、その上にマルチシートを張る。マルチシートは寒さ対策のほか、草が生えてこないようにするためでもあるので、ピンと張り周りを土と釘でしっかりと押さえる。そこへ玉ねぎやほうれん草、小松菜を植えるところは15cm間隔、サヤエンドウやきぬさやを植えるところは30cm間隔で穴をあけ、その穴の中に苗や種を植えていく。マルチシートの張りを保ちながら小さな穴に種を入れ土を被せる作業は意外と大変だが、降ったりやんだりの雨を気にすることなく、収穫を楽しみに丁寧な作業が続けられた。

 そしてファーミングのお楽しみ、ランチタイムがスタート。この日は収穫したてのサツマイモを湿らせた新聞で包み、その上からアルミを巻いて炭の上に直に置き焼き芋に。そして秋野菜のピラフと秋野菜の豆乳仕立てのスープ。ピラフには、サツマイモ、人参、玉ねぎ、とうもろこしと2種類のソーセージが入り、味、食感ともに楽しめるひと皿。そしてスープには、じゃがいも、白菜、きのこ、とうもろこし、油揚げ、鶏肉がたっぷり。豆乳のまろやかさとそれぞれの食材の旨みがいい具合に合わさり、お腹の中からポカポカと温まり、じんわりと癒される味わい。そして、じっくりと焼かれた焼き芋は、甘味が強くホクホク。さっきまで土の中にあったサツマイモを食べていると思うと、なんと贅沢なことかとしみじみ思う。秋晴れとはいかなかったが、参加者全員が秋の味覚とファーミングの楽しさを味わえた1日となった。