明和電機がファッションに進出。新ブランド「Meewee Dinkee(ミーウィー・ディンキー)」立ち上げ

今年結成20周年を迎えた明和電機は例年にも増して積極的な活動を見せた。
 その中でもさまざまな分野でのコラボレーションが目立った。

 5月の台湾での誠品書店との「明和電機20周年記念展」、7月には香港で『POPCORN×明和電機20周年「瀛・音・藝展」』の展示とライブを行った。

 5月には、7月から3年かけてヨーロッパ各地で開催されるダンスパフォーマンス「ROBOT!」の制作に参加するため1カ月間フランスに滞在した。

 また今月22日に発売された雑誌「ゼクシィ 1月号」では付録をプロデュース。ざっとあげただけでも世界を股にかけた多忙な1年だったことがうかがえる。

 そしてその集大成ともいえるコラボが8日お披露目された。それが明和電機をモチーフにしたファッションブランド「Meewee Dinkee(ミーウィー・ディンキー)」の立ち上げだ。そのコンセプトは「アートからファッションへ」。

「Meewee Dinkee」はブランドのトータルディレクター&デザイナーとして映画監督のTORICOを迎え、グラフィックワークには気鋭のアーティスト、Aruta Soupを起用した。

 TORICOは映画監督としての活動の他にファッションブロガーとしての顔も持つ。そのぶっ飛んだ視点で展開される『Numero TOKYO』のブログは各所で評判を呼んでいる。

 Aruta Soupは17歳で単身渡英。フリーランスで活動を始め、ロンドン最大のストリートアートイベント“Street Fest”に2年連続でゲストとして参加するなど、ロンドンのアートシーンで活躍。2012年に帰国し、現在は東京を拠点に活動中の注目のアーティストだ。

 この動きはサブカルからアート、ファッションといった媒体でも取り上げられ、8日から17日までラフォーレ原宿1Fのセレクトショップ「WALL」にて行われたポップアップショーには多くの人々が詰めかけた。

 来年には本格的に販売もされるようなので、続報を待ちたいところだ。