イカレ方はパブで学べ!? 原作アーヴィン・ウェルシュ 監督ジョン・S・ベアード

 スコットランドを舞台に、日本人留学生殺人事件を捜査する“イカレた”悪徳刑事のおかしくもかなしい日常を、ブラックユーモア満載で描く話題作。原作は『トレインスポッティング』を手掛けたベストセラー作家、アーヴィン・ウェルシュ(写真右)。新鋭監督ジョン・S・ベアード(写真左)と来日し本作の魅力を語った。超人気作家の原作を気鋭の監督が映画化した本作は世界各国で大絶賛。「でもアーヴィンとは相当やりあったんだよ(笑)」と監督が言えばアーヴィンも「ひどかったよな(笑)」と大笑い。「でも僕らはユーモアのセンスや世界観がすごく似ていたしゴールは同じだった。僕はシカゴ、アーヴィンはブルックリンにいたんだけど、お互い登場人物になりきってメールをやりとりしたりして、すごく楽しかったよ」と言う監督にアーヴィンは「実は彼ほど僕の小説を理解してくれた監督は初めてだと思った。登場人物についても構成についても僕より理解してるんじゃないかというほどだ」とアーヴィン。監督は「もともと彼は僕のヒーローだった。会う前はもっとクレイジーかと思ってたけど意外とちゃんとした人だった(笑)」。確かにクレイジーでダーティーなフレーズはアーヴィン作品のトレードマーク。「スコットランド育ちだからね。ああいう文化をみんな“パブ学校”で習うんだよ(笑)」。そんな2人が絶賛するのがイケメンイメージを覆す怪演を見せるジェームズ・マカヴォイだ。「小説を書くとき実際の人物をイメージすることはないんだが、ジェームズを見たときはまさにそのものだと思ったよ。彼は本当にすごいね」と手放しでほめつつ。「ところでなんで僕がカメオ出演したシーンが削られてるんだ?」とアーヴィン。「ひどい役者だったから…というのは冗談(笑)。ファンにはDVDの特典映像で楽しんでもらうよ(笑)」と言う監督にアーヴィンが「ジェームズよりオスカーに近い演技だったのにな」。この2人のコンビが放つ最高にクールでクレイジーな世界にハマるべし!
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『フィルス』
監督:ジョン・S・ベアード 出演:ジェームズ・マカヴォイ他/アップリンク、パルコ配給/渋谷シネマライズ他にて公開中 http://www.uplink.co.jp/filth/http://www.uplink.co.jp/filth/ R18+