女子モーグル 上村愛子2大会連続4位 メダル届かず

 ソチ五輪、大会第2日の8日(日本時間9日)に行われたフリースタイルスキー・モーグル女子の決勝には日本勢では上村愛子が進出した。上村は18歳で出場した長野五輪から今回で5回連続の五輪出場。7、6、5、4位とひとつずつ順位を上げ、今回こそ悲願のメダルが期待されたが、3位のハナ・カーニー(米国)に0.83点届かず、2大会連続の4位に終わった。

 デュフールラポワント姉妹(カナダ)の妹のジュスティーヌ、姉のクロエが1、2位を占めた。

 他の日本勢は星野純子が予選2回目で15位に終わり決勝には進めず、村田愛里咲は決勝1回目の直前の練習で負傷し棄権。伊藤みきは6日の予選直前の公式練習で、負傷していた右ひざを着地の際に痛め、棄権した。

 上村はフィニッシュラインを越えると、「良い滑りができてよかったというのと、こういう気持ちになるのは最後なんだなと」いう思いから涙がこみ上げた。しかし両手を高く突き上げると白い歯がこぼれた。

 決勝3回目、攻めきった手応えが体の芯に残った。「これまでのような、もう少し頑張れば越えられたんじゃないかという壁が今回はない」と試合後に語った。

 決勝は6人が滑走した。上村は一番最初。最終滑走のカーニーを残し暫定3位の席に座った上村はカーニーがコブに大きくはじかれるのを見て「これはもしかしたら(表彰台に)乗ったかなと思った」という。日本でテレビ観戦するみんなもそう思った。しかし惜しくも逆転を許してしまった。滑走順がもう少し後ろだったら…という思いもあるが、上村自身は「はい。分かりましたという感じ」と気持ちはすっきりしていた。

 今後はワールドカップ(W杯)猪苗代大会や地元白馬での全日本選手権への出場は視野に入れるものの第一線からは身を引くという。

 昨年引退した里谷多英と上村が引っ張ってきた女子モーグルは、これからは今回初代表だった星野、ともにケガで悔しい思いをした伊藤と村上に引き継がれることになる。