“修斗のカリスマ”佐藤ルミナ引退

 総合格闘技・修斗のカリスマともいわれた佐藤ルミナが5日、東京・後楽園ホールで行われた「プロフェッショナル修斗 25周年記念大会」で引退式を行い、約20年の現役生活にピリオドを打った。

 引退式にはルミナが修斗を学んだ木口宣昭氏、対戦を希望していた中井祐樹氏、ともに“修斗四天王”といわれた桜井“マッハ”速人、エンセン井上、王座をかけて戦った五味隆典といった格闘技界からはもちろん、タレントの関根勤氏、作家の夢枕獏氏といった異業種からも多くのゆかりのある人たちが駆けつけ、その引退を惜しみ、またこれまでの功績を称えた。

 ルミナは最後に「ここまで続けられたのは、応援してくださったみなさん、家族、練習仲間、そういったみなさんのおかげだと思っています。修斗はこれからもまだまだ続くものだと思います。今後とも修斗、そして佐藤ルミナをよろしくお願いします」とあいさつし、10カウントゴングを聞いた。


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 この日のメーンは25周年メモリアルマッチとして土屋大喜vs宇野薫の一戦が組まれた。土屋はルミナの一番弟子、宇野は過去2度ルミナと激闘を繰り広げた。ともにこの日の参戦を熱望し、実現したカードだ。

 土屋のセコンドには直前に行われた引退式のスーツから一転、ジャージーに着替えたルミナがつく。2人のテクニシャンがメモリアルマッチにふさわしい高度な攻防を繰り広げたが、キャリアに勝る宇野が土屋を完封。3-0の判定で破り、師弟2代にわたっての“宇野超え”という夢はまたもかなわなかった。

 宇野は試合後、ルミナのもとに歩み寄り頭を下げるとルミナは宇野の勝利を称える。思わず涙を流した宇野だったが、マイクを握ると「僕の中では佐藤ルミナ選手が一番です」と、2000年のルミナとの再戦後に発した言葉をルミナに送った。