今日も食べ過ぎ東京グルメ探偵 佐賀県三瀬村ふもと赤鶏 丸の内店(二重橋)

おいしいものがあると聞けば、調査に行かずにはいられない「東京グルメ探偵」。メタボを気にしつつも食べ過ぎてしまうのがたまにキズ。さて、今日のタレコミは…?

“ピンポイント産直居酒屋”というのをご存知か? 産直の中でも肉、野菜、調味料、酒などいろいろな食材をすべて同じ土地から取り寄せている居酒屋のこと。そんなピンポイント産直居酒屋の人気店「佐賀県三瀬村ふもと赤鶏」が丸の内に都内3店目となる店をオープンした。三瀬村と佐賀県内の食材でほとんどのメニューを構成しているというだけあり、なかなか味わうことのできない九州の旬の名産を楽しむことができる居酒屋だ。

 店内の潜入に成功した探偵は、いきなりこの店名物の「レバテキ」を注文。とりあえず、腹ペコ状態の時に、定番や名物メニューを食べてみてチェックするのが(探偵の)基本。しかしまあ、このレバーステーキの濃厚なことったら。半ナマ状態で、軽くあぶっている程度なのに、全然臭みやしつこさがないのは、新鮮な証拠。それをごま油と塩、白ごま、ネギと一緒に食べると、まるでレバ刺し。軽く炙っている分、ねっとりとクリーミーなレバーがその香りとともに口の中に広がり、パラダイス状態。やっぱね、新鮮って大事っす。マジ。次に店名にもなっている「ふもと赤鶏」のおまかせ串焼き5本をオーダー。保温用の炭に乗せられて運ばれてきたのは、ハラミ(弾力やばい)、ヤゲンなんこつ(コリっコリ)、ぼんじり(プリプリで脂が甘い)、砂肝(サックサク)、鶏トロ(脂がのったササミのよう。しっとりとした不思議食感)。カッコ内は食べた瞬間の感想で、その後にすべて「ウマイ!」という言葉が続く。肉をむさぼり食べたあとは、山領ファームから直送されたという野菜をシンプルに炭火で焼いたものでひと呼吸。この日は「新玉ねぎの丸焼き」を注文。炭火でじっくり焼き上げられた玉ねぎは、ホクホクで、辛みがまったくない。いやむしろ果物レベルの甘さ。塩も醤油も何にもいらない。そのまま食べるだけで、玉ねぎの栄養を丸ごといただいている感じ。そのほか、ビールがすすむぼんじりの骨せんべい「ぼんボーン」やら、もろもろ佐賀の食材を堪能し、シメの「炭火炙り親子丼」へ。炭火で炙られた鶏がとっても香ばしく、さらにとじ卵に生卵がオンされいて、なんとも贅沢。まるで飲み物のようにサラサラとかき込むと「食ったどー」という満腹感に包まれる。佐賀の恵み、半端ない。幸せを感じつつ、地方の食材の力を感じさせてくれる店に認定!

「佐賀県三瀬村ふもと赤鶏 丸の内店」
【住所】千代田区丸の内2-2-1 岸本ビルジング B1
【TEL】03-3211-1150
【営業時間】11時30分〜14時(L.O.13時30分)、17〜23時(L.O.22時30分)
【定休日】土、日、祝日