「みんなで稽古をしてきた、そのことに支えられてます」 永岡卓也

 メガネ男子のお手本!といっても言い過ぎではない永岡卓也。『スバル・インプレッサ・スポーツ』や『キシリトール』のCM、現在放送中のドラマ『セーラーゾンビ』でもメガネ男子っぷりを発揮し、注目度は上昇中だ。

 そんな永岡が現在、力を入れているのが舞台『BACK STAGE』の稽古。

「舞台の裏側、バックステージのお話で、音響係を演じます。もともと、音響の専門学校に通っていたこともあって音響さんがどんなことをするのか少しは分かっているし、“実習でこんな時あったな”なんて思い出したりしながら、毎日稽古をしています」

 ドタバタのコメディー作品。トンデモないトラブルを抱えたまま幕が開いた舞台の裏で、スタッフたちが、舞台とお客で埋まった劇場を守るために奔走する。脚本・演出は『TRICK』や『医龍』シリーズで強烈な印象を残した池田鉄洋で、池田は出演もする。「イケテツ(池田)さんはそんなに優しくていいんですか?ってぐらい優しい」と、永岡。 

 冷静かつ沈着な男という役どころ。

「飄々とした感じでやってくれと言われているんで、そこを目指しています。後半バタバタと動いていくんですが、僕は上から指示を出すだけというポジションなので、周りに引っ張られないように頑張ろうと思っています。ついドタバタしたくなっちゃって、稽古では“それはやらなくていい”って言われたりしてます。ガマンです(笑)」

 映像でも活躍するが、初めて真剣に演技に取り組んだのは舞台。そんな彼が、本作で、劇場や舞台を守る。

「この作品はお客さんも舞台に参加しているような気持ちで見ていただけると思っています。一緒にハラハラしていただけたらいいですね。何よりも、この作品をきっかけに、他の舞台も見に行ってみようと思ってもらえたらうれしいです」

舞台『BACK STAGE』<東京公演>は、6月8〜15日まで、日比谷・シアタークリエにて上演。全席指定7900円。詳細は公式サイト(http://www.tohostage.com/backstage/)で。岩手、金沢、大阪公演もある。