表現方法、息遣い、存在感…舞台はやっぱり生じゃないと!!

マームとジプシー『ΛΛΛ かえりの合図、まってた食卓、そこ、きっと----------』
 演劇における表現方法というものは日々進化している——ということをつくづく感じさせられるのが、このマームとジプシー。
 その表現は、シーンのリフレインを別の角度から見せるという、いわば映画的手法を用いた独特なもの。このリフレインはそのとき発するセリフのリズムと相まって、見る者の感情を大きく揺さぶる。

 最近は「家族」というテーマでの作品が多いことから、ただでさえノスタルジックな気持ちになりがちなところにリフレインをかぶせられると、その揺さぶられ度は半端なものではない。

 作・演出を務める藤田貴大は2011年に発表した三連作『かえりの合図、まってた食卓、そこ、きっと、しおふる世界。』で第56回岸田國士戯曲賞を受賞した。今回は「帰りの合図、」と「待ってた食卓、」を大幅にリニューアルしての再演となる。
 心配なのは、こういうふうにテキストで説明して、果たして舞台上で起こっていることが伝わるのかどうかということ。多分、伝えきれてないと思うので、ぜひ劇場に足を運んで、感じてほしい作品だ。
【日時】6月8日(日)〜22日(日)(開演は平日19時30分、土14時/18時、日14時。※8日(日)は19時30分開演。15日(日)は18時の回あり。20日(金)は15時の回あり。16日(月)休演。開場は開演30分前。当日券は開演1時間前)【会場】東京芸術劇場シアターイースト(池袋)【料金】前売り・予約3000円、当日券3500円/高校生以下 前売り・予約1000円(東京芸術劇場のみの取扱い)【問い合わせ】mum & gypsy(TEL:090-9137-8647 [HP]http://mum-gypsy.com/)【作・演出】藤田貴大【出演】石井亮介、伊東茄那、荻原綾、尾野島慎太朗、川崎ゆり子、斎藤章子、中島広隆、成田亜佑美、波佐谷聡、召田実子、吉田聡子