日本の人気SF小説をハリウッドで映画化 『オール・ユー・ニード・イズ・キル』

 2004年に発行された桜坂洋のSF小説を、トム・クルーズを主演に迎えハリウッドで映画化した話題作。戦闘経験の無い主人公が、戦場で出会った女性兵士を救うため、同じ1日を無限に繰り返しながら強くなっていくという独創的なストーリーに、ハリウッドが惚れ込み、一流のキャスト&スタッフを揃えて実写化した。先日来日したトムも「本当に独創的で、間違いなく面白い映画になると思った」と、これまで演じたことの無い役どころに魅了され出演を快諾したという。監督は『ボーン・アイデンティティー』『Mr.& Mrs. スミス』を手掛けたダグ・ライマン。物語の鍵を握る英雄的な女性兵士役に『プラダを着た悪魔』のエミリー・ブラント。

 物語の舞台は、宇宙から来た謎の侵略者と戦う近未来。トム演じる主人公・ケイジ少佐は、死ぬと1日前に戻って目が覚めるというタイムループを繰り返すことに。ところが何度も同じ1日を繰り返すうちにスキルアップ。英雄的な女性兵士・リタと協力し、ギタイを全滅させるべく奮闘する。原作の魅力である独創性とテーマを生かしながらも、ハリウッドならではのストーリー展開やキャラクター、スケール感ある映像演出が見事にマッチ。特に、ケイジたちが着用する“起動スーツ”は、トム自身の意見も反映されたというこだわりのガジェットで、そのリアルさは必見。もちろん、これまで不屈のヒーローを幾度となく演じてきたトムが、弱くて小心者、しかも何度も死んでしまう役どころを演じているのも新鮮だ。
STORY:謎の侵略者 ・ギタイの攻撃によって滅亡の危機にさらされている世界。ケイジ少佐は強制的に戦場に送られ、すぐに戦死してしまう。ところが気づくと出撃前日に戻っていた。

監督:ダグ・ライマン 出演:トム・クルーズ、エミリー・ブラント他/1時間53分/ワーナー・ブラザース映画配給/TOHOシネマズ日本橋他にて公開中 http://www.allyouneediskill.jp 2D/3D