FUJI ROCK FESTIVAL’14リポート
苗場はオフステージも楽しさでいっぱいだった!

「その場所にいること」を楽しませてくれるフジロックは、今年もさまざまなアングルから来場者を楽しませた。初日、中日は気持ち良すぎるほどの晴天。日差しが照りつけ文字通り汗が噴き出すような暑さに、太陽が高く昇るころには誰もが長靴を脱ぎ捨てたいような天候だった。そのためか、初日からドラゴンドラ乗り場には行列ができ、会場内を流れる川は足を浸す人があふれた。また、林の中のボードウォークには涼しげに歩く人たちの姿が見受けられた。今年もステージをつなぐルートにはさまざまなキャラクターが潜んでいて、歩きまわるだけでもフジロックを楽しめた。

 足場の良さからか、フェスサイトの深部に足を運ぶ人も多かったようだ。最深部のエリアでは、みんなで思い思いに太鼓などでリズムを刻む「ドラムサークル」や、バランスをとってベルトの上を歩く「スラックライン」(綱渡り)に大人も子供も夢中になっていた。

 また小さな子供やベビーカーで赤ちゃんを連れた家族客も増加。子供たちは音楽に合わせて体を動かしたり、しゃぼん玉を飛ばしたりとご満悦。キッズエリアの小さなメリーゴーラウンドや巨大なシーソーでは、笑い声を上げて楽しんでいた。その風景を背景にして「Peaceful isn’t it ?」とピースフルな笑顔で写真撮影をしていた海外からの観客も。すれ違う人みんなが大きな笑顔を浮べて、3日間の苗場の音楽の夏祭りを満喫していた。

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田原総一朗はフジロックで熱弁!

ジャーナリストの田原総一朗がフジロックに初出演。原発問題について語るアトミックカフェで「反原発はいい。戦うなら勉強しよう。相手はしたたかだ」と熱弁を振るった。