日本の夏、日本橋の夏。
浴衣に風鈴…”和テイスト”で納涼気分!

日本のエコな夏の知恵“打ち水”で、東京の街をちょっと涼しく!

 玄関前の道や庭先に水を撒いて、乾燥した道の埃を抑えたり体感温度を下げる“打ち水”は、古くから伝わる日本人の夏の知恵。道に撒いた水分が蒸発する際に大気中の熱を奪うため、体感温度が2度ほど下がるといわれている。

 近年、東京ではその打ち水が大注目。ヒートアイランド現象で熱くなった東京を、なるべくエコな方法で少しでも涼しくしようと、都内各地で打ち水イベントが行われている。今年で10回目を迎える『大手町・丸の内・有楽町 打ち水プロジェクト2014』は、これまで延べ約1万5000人が参加。丸の内エリアの夏の風物詩となっている。プロジェクト初日の7月25日には、約1000人が参加して壮大な打ち水を実施。使用されたのは水道水ではなく、丸の内エリア内に備蓄されている雨水やビルの排水を再利用した“中水”だ。

 同プロジェクト開催中は、大手町・丸の内・有楽町エリアのワーカーたちが参加する打ち水イベントを実施。打ち水の涼しさを体感したら、自宅や会社でも、打ち水で涼をとってみてはいかが。

 エコを心がけて打ち水をするためには、水道水ではなく雨水や風呂の残り湯、エアコンの室外機から出る水など、二次利用水を使うこと。打ち水用の水を確保することで、日ごろから節水や上手な水の使い方についての意識も高まりそう。

『大手町・丸の内・有楽町 打ち水プロジェクト2014』
【期間】開催中〜8月29日(金)【会場】行幸通り、大手町川端緑道会場ほか ※雨天中止【URL】http://www.uchimizu.info/ ※打ち水開催日時詳細は公式サイトにて