サッカー日本代表のアギーレ新監督来日

「代表には国を背負って戦っていることを肝に銘じてもらいたい」
 サッカー日本代表の新監督に就任したハビエル・アギーレ氏が11日来日。日本サッカー協会と正式契約を結び、午後、都内のホテルで就任会見を行った。

 アギーレ監督は「南アフリカ大会の終了後、一度声を掛けていただいきました。ただ、その時は個人的な事情で受けることができませんでした。しかし、その後も日本協会の方とは連絡は取り合っていましたし、ブラジル・ワールドカップ終了後に再度アプローチを頂き、合意に至りました」と挨拶した。

 ファンばかりではなく選手にとっても大きな関心事となるのは監督がどのような選手を求めているのかということ。選手選考についてアギーレ監督は「将来性」「代表入りに意欲的であること」「国を背負ってプレーする気持ちを持っていること」の3点を挙げ、「個人としてだけでなくチームとしてプレーできるか、試合に貢献できるかを基準に選ぶつもり」と語った。そして「とにかく、自分で実際に見ることを重要視したい。国内外問わずすべてのプレーヤーに『ドアは空いている』。とにかく見て、その選手の技量を分析したい。また試合だけでなく、それ以外の時にどんな行動を取るかを含めて見ていきたい」とした。
 また目指すサッカーのスタイルとしては「守備を固めて勝利を目指したい」と語る。しかしこれは決して守備型のチームを念頭に置いた発言ではないようで、「ディフェンスというよりも、バランスを重視したい。守ることも攻めることもできる、そんなバランスの取れた選手を求めている」とした。

 アギーレ監督にとっての守備は「ボールを奪う」ということ。守備をFWやMFにも求めるというが、それは相手からボールを奪い、そこを起点として攻撃に移るということを言っているようだ。それは「DF陣の4人から5人だけが守備にあたるとは考えていない。イレブン全員、GKを含めて全員が守れて攻められる。そんなチームを目指している」という発言からもみてとれる。
 そして自らのサッカー哲学を問われた時には「非常にシンプル。とにかくたくさん走る。それから、良いプレーをする。そして勝利を収める。これに尽きると思う。代表チームには、とにかく国を代表して、国を背負って戦っていることを肝に銘じてもらいたい。代表チームにとって一番大事なのは、各自が責任を持ってそれぞれの役割を果たすこと」と語った。
 日本人の気質にフィットした考え方を持つアギーレ監督。代表はもとより日本のサッカー選手の意識を大きく変革させる予感を感じさせる。

 アギーレ監督の注目の初陣は9月5日に札幌ドームで行われるウルグアイ代表との親善試合となる。