ファン不在!! セパ交流戦来季から18試合制に

 2004年の球界再編を機に導入されたプロ野球の交流戦が来年から現状の1チーム24試合から18試合に削減されることが12球団の代表者会議で11日決まった。

 24試合制では各カード4試合(ホーム、ビジター各2試合)だったが、18試合制では各カード3試合となり、隔年で本拠地と敵地で3連戦を戦う形に変わる。

 セ・リーグは日程消化の危機を理由にパ・リーグに18試合制への削減を迫った。39日間を要する24試合制は試合のない日が15日あり、「3連戦に比べてロスが生じる。リーグ戦打ち切りの危機に直面する」と主張した。これ以上の協議の引き延ばしは、来季の交流戦の開催が危ぶまれる可能性も浮上し、最終的にパが折れる形となった。表向きは日程の問題にしているが、セは、パに“預けた”人気カードを取り戻したかったのも本音だろう。

 ましてや本拠地と敵地が隔年となり、公平性が保たれないのは明白。ファンも24試合制を支持する声が多く、またもや“ファン無視”での決定となった。