韓国の演技派チョン・ジェヨンが日本原作の復讐劇に挑む!

 愛する娘の命を残虐な方法で奪われた父親の絶望は、犯人の少年たちへと向けられた。さまよう刃となって…。日本で150万部を超えるベストセラーとなった東野圭吾の同名小説が、韓国を舞台に新たな骨太ドラマとして映画化。苦悩のなかで復讐に駆られる父親役を演じたのは『シルミド』『トンマッコルへようこそ』の演技派、チョン・ジェヨン。日本で生まれた傑作小説をもとにしたシナリオに深く共感した、と語る。「本作のシナリオに特異なものを感じたのが、出演したいと思った理由です。社会背景や人物像がとてもリアルに描かれていて、主人公の姿に非常に共感しました。ただ、とても有名な原作でもありますから、どう演じるべきか、かなりプレッシャーがありましたね。今回は、役作りに先入観を持たないように、あえて日本の原作や映画化は見ませんでした」

 少年犯罪によって娘を失うというシリアスなテーマをどう受け止めていったのだろうか。

「本当に、最も重い種類の作品ですよね。僕自身、2人の息子を持つ親なので演じるのは辛いテーマでした。もし自分の子が犯人だったら、もし被害者だったら、と思わずにはいられませんでした。おそらく、本作を見た方はみな、もし自分がその立場になったら…と考えてしまうのではないかと思います。実は最初、心配した妻からこの役を演じることを反対されていたんです。でも完成した作品を見た妻が絶賛してくれたんですよ。これまでどんな作品でもたいしてほめてくれなかったんですけどね(笑)。辛いテーマではありますが、その中にも、誰しもが共感できるものがある作品なのだと思います。本作のラストは見終わった後にいろいろなことを考えさせられると思います。『ランボー』みたいにスッキリはしませんが(笑)、きっと皆さんの心に残る映画になると思います」
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『さまよう刃』
監督:イ・ジョンホ  出演:チョン・ジェヨン、イ・ソンミン他/2時間2分/CJ Entertainment Japan配給/9月6日より全国公開 
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