ダイノジ 大谷ノブ彦 カタリマス!(裏)第11回 草食男子こそラジオを聞け!

 先週は聴取率調査のスペシャルウィークで、ニッポン放送『大谷ノブ彦 キキマス!』では「オールナイトニッポン伝説検証」という歴代のパーソナリティーの方をゲストにお招きし、当時のエピソードをいろいろお聞きするという企画をやりました。ビートたけしさんはじめ、多くの伝説のレジェンドに来ていただき、大興奮してしまい、そのままのテンションでロンブーさんとナイナイさんのオールナイトニッポンを拝見させていただき、約12時間もニッポン放送の中にいました(笑)。でもめちゃくちゃ楽しかったですね。そして改めてラジオのすごさに気づかされ、すごく勉強にもなりました。
 

 その昔、小林信彦さんが、ビートたけしさんのテレビにおけるカリスマ性は、実はラジオが支えているとおっしゃっていたんですね。ラジオのおかげで、たけしさんをカリスマと崇める深いファンがいる。そしてそのファンがいるから、大衆に入った時でもブレずにいられると。それは関根勤さんもそうで、そういう意味でラジオはすごい作用をもたらすメディアだなと思いました。その皆さんの姿をそばで見られて幸せであったと同時に、僕も来週のお昼はここに座ってしゃべっているんだなと思い、うれしい半面恐れ多い気持ちになりました。大変なプレッシャーですが、逆にやりがいもある。その立場に立てる喜びを帰り道、改めて噛み締めました。

 テレビとは決定的に画がないという違いがあるじゃないですか。それは一見欠点に思われますが、画が見えないからこそ文化的深度がある。落語もそうですよね。一人で全部演じていて、自分で映像化していく。何か気持ちを伝える時にも言葉から想像して、自分の中で映像化するっていうのは豊かな文化だと思うんです。だからなんでもかんでも説明過多になればいいというものではなく、また何でもかんでも見られればいいというものではない。その奥にあることを感じ取るためにはすべて見える必要はないんです。そういう意味でもラジオっていうメディアはほんとにいいなって。

 エロだってそうでしょ(笑)。直接的に見えなくても、その見えてこないことのほうがエロいこともある。僕は女の人の裸を簡単に見られない時代に生きてきたから、必死で妄想しましたよね(笑)。エロの種類がいろいろあったなって思います。今はすぐに見られちゃううけど、そんなふうに簡単に答えが出るのはどうかと思いますね。想像しないと実際見た時の感動が薄れるんじゃないかと。チラリズムぐらいでもちゃんと脳みそが補填してくれますから、大丈夫です(笑)。草食男子が増えていると言われているのは、全部見えているからですよ、脳みそ使って悶々としないとダメ。だから草食男子こそラジオを聴けと言いたいですね。

 あと、僕をラジオスターといじってくれるありがたたいテレビ番組『ゴッドタン』(テレビ東京系列)の次回放送は、僕がけちょんけちょんにいじられる回です。嫌われ界のレジェンド的な(笑)。ボロクソ言われて、めちゃくちゃ面白い回になっています。でも最後はちょっとホロッとして嫌な気持ちで終わらないので、ぜひそちらもご覧になって下さい。いじられるのは全然嫌じゃないです。むしろ劇団ひとりさんにこれからもいじって下さいとお願いしたいですね(笑)。
kikimasu.jpg大地洋輔との本格派漫才コンビ・ダイノジで活躍。個人でリポーターや司会、DJ活動なども行う。1972年生まれ。
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