大谷ノブ彦 カタリマス!(裏)第13回 こんなに動物が好きだった……

 16日の放送、聞いていただけましたか?  火曜日のキキマスター、マキタスポーツさんが今週もお休みだったので、動物学の権威、新宅広二さんをお迎えして、動物の話で盛り上がりました。


 以前から、新宅さんっていうすごい人がいるんだってことは聞いてたんですけど、番組でお会いしてみたら、本当にすごい人でした。面倒を見る人は自分で決める、その結果、たいていの飼育員がジャニーズ系男子だっていうほど面食いのゴリラにも好かれるというルックス?、優しい語り口調、どんどん出てくる動物についての知識に驚きっぱなし。あれも聞きたいこれも聞いてみたいって質問が湧き上がってくるような感じで、僕自身がこんなに動物に興味があったのか、好きだったのかとびっくりしました。リスナーからの反応もすごかったですね。盛り上がりすぎて、一旦はお帰りになったにも関わらず引き留めて、最終的にはエンディングまで出演していただきました。


 ゴリラ、ワニ、カバ、ライオン、犬や猫、鳥、さらに虫まで、いろんな動物についてお話していただきましたが、どのお話もおもしろかった! 病院に行くという話をすると嫌がるし、おやつと言うと飛んでくるから、動物は言葉が分かっているのではないかというリスナーからのメールを受けての、「動物は言葉を理解しないけど、空気や表情は分かる」という実験エピソードを交えてのお話、驚きましたね。


 もう一つ、これは、さらっと話されたんだけど、動物のなかにもいじめがあるけど動物は仲直りの仕方を知っているという話。はっとさせられました。


 いじめについては、話題に上るし、いろいろ対策も考えられてるけど、たいていの場合、いじめっていうのは本来はないっていう前提で話されているんですよね。同級生を殺してしまったという話も、殺意を抱くことなんてないってところから議論が始まってる。でも、それって思考を止めちゃってるってことなんじゃないかな。そういうことはあるよってことを認めたうえで考えていかないといけない。そうやってくことで、自然治癒につながるというか……それがLIFEでしょって。それが、意志のある仲直りになっていくと思うんです。


 自分がこんなに動物に興味があったのかっていう発見ができたと同時に、『キキマス!』ってこういう番組なんだよなって確認もできました。いろんな話を聞いていく。なんだか原点回帰できたように思えます。気持ちも引き締まりました。 


 明日からもいろんなお話を聞いて、お届けしていきたいと思います。23日には箱根で公開収録も決まりました。そこでも、いろんな人にお会いできたらうれしいです。



kikimasu.jpg大地洋輔との本格派漫才コンビ・ダイノジで活躍。個人でリポーターや司会、DJ活動なども行う。1972年生まれ。
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