渋さ知らズと毛皮族がシェイクスピアをやるんだって!?

 昨今、公共ホールはプロデュース公演や共催公演はもとより、ワークショップといった育成プログラムなど独自の方針を持ち、さまざまな活動を展開している。

 そのなかでも、演劇に限らず個性的なラインアップが並ぶのが池袋にある「あうるすぽっと」だ。

 あうるすぽっとでは今年、シェイクスピア生誕450周年を記念して「あうるすぽっとシェイクスピアフェスティバル2014」と題して2月から演劇、ダンス、落語とさまざまなジャンルでシェイクスピア作品を発信してきた。

 そろそろラストスパートとなる11月も注目の作品が並んでいる。

 まずは11月13日から始まる渋さ知らズ25周年企画『十二夜より十三夜』。渋さ知らズは日本が世界に誇る音楽集団。基本的にはジャズバンドというカテゴリーなのだが、古くから演劇における劇伴を担当することもあれば、バンドにダンサーも取り込むなど、ジャンルレスな活動を続けている。そんな渋さが今回は演劇をする。それだけでも十分びっくりなのだが、題材がシェイクスピアということで2度びっくり。25周年記念とうたうだけあって、脚本には4年連続で芥川賞候補となっている戌井昭人が名を連ねるなど、これまでに関わってきたさまざまなジャンルのアーティストが集結した。

 11月20日からは毛皮族との共同プロデュースで『じゃじゃ馬ならし』の上演が始まる。同作は数多いシェイクスピアの中でも、世界中のフェミニストたちから総スカンを食らう問題作。

 こちらも注目はキャスティング。鼻っ柱の強い深窓の令嬢「キャタリーナ」に異才のピン芸人鳥居みゆき、マッチョな上昇志向男「ペトルーチオ」に若手個性派俳優・柄本時生を起用する。そして小劇場界でも指折りの個性派たちが脇を固める。

 この2作品に共通するのは意外性と一回性。そしてそこからくる刹那感。唯一無二、見逃し厳禁の2作品となる。
渋さ知らズ25周年企画『十二夜より十三夜』
【日程】11月13日(木)〜16日(日)
あうるすぽっと+毛皮族共同プロデュース『じゃじゃ馬ならし』
【日程】11月20日(木)〜24日(月)【会場】あうるすぽっと(東池袋)【問い合わせ】あうるすぽっと(TEL:03-5391-0751[HP]http://www.owlspot.jp/