一度は見たい、世界の絶景【海外編】part3

【アメリカ】グランド・プリズマティック・スプリング

 ワイオミング州にある世界初の国立公園イエローストーン内の虹色の温泉。鮮明な色彩はバクテリアによるもので中心部は高温のためバクテリアが生息できず青色になっている。園内には動植物が多種多様で、手付かずな自然が今も形を変えずに守られている。間近で地球のエネルギーを感じ、体験することができる場所。

【アメリカ】アンテロープ・キャニオン

 アリゾナ州にあるアンテロープ・キャニオンは、ナバホ・インディアンの居住地内にあり、何百年にも及ぶ時の経過とともに地層を形成していった渓谷。ナバホ語で、「水が岩を流れる場所」という意味で、元はほかのスロット・キャニオンと同じく、ロッキー山脈が隆起した際にできたコロラド台地の一部で、周囲の砂岩の侵食によりできたもの。砂漠気候のためほぼ一年中乾燥しているが、モンスーン時期に降る雨水が鉄砲水となり、アンテロープ・キャニオンの谷間に流れ込み、長い時間をかけ、内部の様子が変化した。その美しさからアメリカ南西部では最も多くの写真家が訪れる場所として知られているが、実際に観光地化されたのは、1990年代に入ってから。ナバホ国内にあるため、当時は許可証が必要で、それまでは一部の地質学者や写真家のみが知る秘境だった。アンテロープ・キャニオンには、2つの岩層があり、アッパー・アンテロープ・キャニオンとロウワー・アンテロープ・キャニオンと呼ばれている。