映画にアニメ、コスプレにグルメ! 東京らしさで盛り上がった9日間
第27回東京国際映画祭、閉幕!

10月23日に開幕した第27回東京国際映画祭が31日、華やかに閉幕。映画はもちろん、それ以外のジャンルとのコラボも企画も満載で“東京らしさ”全開の映画祭となった。
クールジャパンも大集結したレッドカーペット

 今年ではや27回目を迎えた東京国際映画祭(以下:TIFF)。毎年、多くの映画ファンを熱狂させるのが、その幕開けを飾るオープニングセレモニーだ。今年はグリーンカーペットからレッドカーペットのスタイルに戻り、映画祭らしい雰囲気に。六本木ヒルズに集まったファンが待ち受ける中、最初に登場したのは超豪華なシークレットゲスト。スペシャルアンバサダーを務めるジャニーズの嵐(大野智、櫻井翔、相葉雅紀、二宮和也、松本潤)が姿を現すと、会場は大歓声で包まれ、冒頭から最高潮の盛り上がり。彼らの掛け声で開幕が告げられると、続々と豪華な顔ぶれがレッドカーペットに姿を現した。カーペットの赤に映える黒いロングドレスで登場したのはフェスティバル・ミューズを務める中谷美紀。他にも、『紙の月』主演の宮沢りえ、『寄生獣』に出演する深津絵里と橋本愛、『ベイマックス』で声の出演をする菅野美穂など、日本映画界の人気女優が華やかな衣装で登場。『花宵道中』の一行は、安達祐実をはじめ出演陣が劇中の花魁姿などで登場し注目を集めた。今年のレッドカーペットでは、誰もが知るハリウッドの大物俳優の姿が見られなかった一方で、ドラえもんやウルトラマン、海外でも人気のアニメ『アップルシード アルファ』や『進撃の巨人』のキャラクターなど、世界的に人気を誇る“クールジャパン”のコンテンツがオープニングを盛り上げた。
グランプリは米仏合作『神様なんかくそくらえ』

 最終日の31日にはコンペティションの授賞式が行われた。最優秀賞の東京グランプリを受賞したのは、米仏合作映画『神様なんかくそくらえ』。本作は、ドラッグにおぼれながらストリートで生きる若者の姿を描いた作品。主演のアリエル・ホームズの実人生がもとになっていることも注目を集めていた。また、日本映画『紙の月』は観客賞を受賞し、主演の宮沢りえは最優秀女優賞に輝いた。着物姿で登場した宮沢は「7年ぶりの主演で不安もありましたが、吉田監督のおかげでこの役を乗り越えられたと思います」と感無量の面持ちだった。

<受賞結果>

東京グランプリ:『神様なんかくそくらえ』
最優秀監督賞:ジョシュア&ベニー・サフディ監督(『神様なんかくそくらえ』)
審査員特別賞:『ザ・レッスン 授業の代償』(監督:クリスティナ・グロゼヴァ、ペタル・ヴァルチャノフ )
最優秀女優賞:宮沢りえ(『紙の月』)
最優秀男優賞:ロベルト・ヴィエンツキェヴィチ(『マイティ・エンジェル』)
最優秀芸術貢献賞:『草原の実験』(監督:アレクサンドル・コット)
WOWOW賞:『草原の実験』
観客賞:『紙の月』(監督:吉田大八)
アジアの未来部門 作品賞:『ゼロ地帯の子どもたち』(監督:アミールフセイン・アシュガリ)
同部門 国際交流基金アジアセンター特別賞:『遺されたフィルム』(監督:ソト・クォーリーカー)
日本映画スプラッシュ部門 作品賞:『百円の恋』(監督:武正晴)
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東京テイスト満載のイベントで大盛り上がり

 映画だけでなく、音楽、アニメなどのサブカルチャーに加え、日本の代表的伝統芸能・歌舞伎、さらには食の街・東京ならではのグルメまで、多彩な楽しさを集約させた、今年の東京国際映画祭。会場もメインの六本木に加え日本橋でも開催。公式発表によると、全9日間で約39万5000人が映画祭を訪れたとのこと。

 今年、特に大きな話題を呼んだのが、今年新設されたSAMURAI賞。受賞した北野武監督とティム・バートン監督との豪華な2ショットも実現し、映画ファンを興奮させた。また例年以上に多彩なコンテンツを楽しむことができたのも、今年の特徴。映像作家・庵野秀明の作品を大規模上映した〈庵野秀明の世界〉や、日本のアニメやマンガが大好きな国内外のトップコスプレイヤーたちが集結した『世界コスプレサミット in 東京国際映画祭』、実写版パトレイバーの撮影で実際に使われた全長10メートルの実物大98式イングラムのデッキアップイベントなど、アニメ企画が充実。観光客の目も引いていた。映画祭としての使命に加え、よりクールなコンテンツを持つ日本らしさ、東京らしさを楽しむ映画祭を、今後も期待したい。
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