さあ次なる目標は… 錦織「5年以内に世界1位」

ATPツアー・ファイナルで準決勝進出
 男子テニスの今季最終戦「ATPツアー・ファイナル」が9〜16日に行われ、錦織圭は準決勝に進出した。ランキング8位までの選手しか出場できない「特別な大会」。アジア人として初出場というだけでも快挙のところ、4人ずつ2組に分かれた1次リーグの初戦では過去3戦全敗だったマリーに6−4、6−4で快勝、2戦目のフェデラーにこそ完敗したものの、3戦目のフェレールに勝利を収め、2勝1敗で堂々の準決勝進出。3戦目は試合開始90分前にラオニッチのケガにより急きょ対戦相手がフェレールに変更というアクシデントのなか、なおかつ第1セットを失ってからの逆転勝利だった。

 その準決勝では世界ランキング1位のジョコビッチと対戦。第1セットは1−6で落としたものの、第2セットの第2ゲームで初めてブレークするや、徐々に自らのペースに持ち込み6−3で奪取。ファイナルセットへ持ち込んだ。迎えた第3セット。試合後、錦織が「1番のキーポイントだった。取れなくて焦って、引きずってしまった」と語った第1ゲームに2本のブレークポイントを奪えず、結局0−6で第3セットを失ってしまった。

 9月の全米オープンでは準決勝でジョコビッチを破って決勝に進出した錦織だったが、その再現はならなかった。

 ちなみに決勝ではジョコビッチと対戦予定だったフェデラーが腰のけがを理由に棄権し、戦わずしてジョコビッチの3年連続4度目の優勝が決まった。

「もし準決勝で錦織が勝っていれば…」と思ったファンもたくさんいただろうが、それは来年以降のお楽しみに取っておこう。

 18日に帰国した錦織は東京都千代田区の日本記者クラブで帰国会見。来年の目標に「グランドスラム優勝」を掲げたうえで「5年以内に世界1位になりたい」とした。17日付で発表されたランキングでは年間5位で今シーズンを終了している。世界1位は、もうすでに“夢”ではなく“目標”なのだ。

 錦織は来季は1月4日開幕のブリスベン国際(豪州)から始動する。