ホークス監督就任秘話 工藤公康さん(福岡ソフトバンクホークス監督)

第89回12.13OA

ラジオ番組『JAPAN MOVE UP』毎週土曜日21時30分〜 TOKYO FMで放送中!

 クライマックスシリーズと日本シリーズの取材で大忙し。久々の登場となるマンスリーゲストの工藤公康さん。この間に大ニュースが飛び込んできました。福岡ソフトバンクホークスの監督就任おめでとうございます。

「(オファーが)遅かったので来年の予定なんかを立てていたんですよ。このラジオの出演も含めて。が、しかし突然のお電話でホークスの現会長の王さんに“ぜひ監督をやってくれ” と言われまして…。王さんにお願いされて断る人は今の日本の野球界にはいないだろう、と」

 常勝チーム時代の西武に在籍した工藤さん。西武出身の方の監督率ってとても高いですね。

「来年だけで僕も入れて4人になってしまいました。昔でいうとV9時代の巨人の選手たちがいろんな球団で監督をやったという人たちが多いんですけど、それに似てきていますよね」

 今度は監督という立場で現場に戻ります。いろいろな監督がいたと思うんですが、印象に残っている監督は?

「一番最初が広岡さんで次は森さん。そして王さん、長嶋さん、原さん、堀内さん。そのあとに横浜に行ってやっと大矢さんという形だったので、ほとんど巨人出身の監督でした。その中で特に印象に残っているのは、5年間ダイエーにいて99年にやっと優勝できたんですけど、その5年間というのは苦しい時を乗り越えて、弱かったチームが徐々にプロセスを踏みながら強くなっていったので、僕の中では、すごく印象には残っていますね。そのときの監督が王さんでした。99年にFAで出ることになったんですけど、そのときにも監督としての立場よりも、一人の元プロ野球選手としていろいろ相談にのってもらいました。監督としては残ってほしいけど、一人のプロ野球選手としては、いろいろなところに行って野球を学ぶというのはすごくいいことだよ、ということは言っていただけましたね。王さんに恩返しをしたいという思いもあったので、こういうことになりました」

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