オバマ大統領が一般教書演説

2015.1.9〜2015.1.22 NEWS HEADLINE【PHOTO OF THE WEEK】
 オバマ米大統領は20日夜(日本時間21日午前)、2015年の施政方針を示す一般教書演説を上下両院合同会議で行った。オバマ氏は、日本人2人を殺害すると脅迫したイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」の壊滅を目指す考えを強調。「イラクやシリアでは軍事力を含む米国の指導力がイスラム国の前進を食い止めている」との認識を表明。地上戦闘部隊を派遣せずイスラム国を弱体化させ、最終的に壊滅させると強調した。

 今回の演説では富裕層への優遇税制廃止と増税を表明するなど、野党・共和党との対立を辞さない「わが道を行く」的な政策を、前面に押し出した。共和党のベイナー下院議長は20日、演説を「真剣さに欠ける提案」と酷評した。ベイナー氏はオバマ氏が示した中間層支援策について、「米国経済ではなく、ワシントンの官僚組織を肥大化させるだけだ」と批判し、小さな政府を目指す立場からオバマ氏と対決する姿勢を示した。

 また全体で6493語にのぼったオバマ米大統領の一般教書演説のうち、アジア太平洋地域への言及はわずかに56語にすぎず、“アジア軽視”ともいえる内容となった。