ティム・バートンが描く”ゴースト画家”の真実!『ビッグ・アイズ』

 昨年は日本でもゴーストライターが大きな話題となったが、かつてアメリカはもちろん世界の現代美術界を大きく揺るがせたゴーストペインター事件があった。1960年代のアート界に衝撃を与えた“ビッグ・アイズ”シリーズを巡る、実在の画家マーガレット&ウォルター・キーン夫妻が引き起こしたスキャンダルを、鬼才ティム・バートンが映画化した。

 どこか悲しげな大きな目をした子どもを描いた“ビッグ・アイズ”は1950年代から60年代にかけて注目を集め、大女優ジョーン・クロフォードやキム・ノヴァクからも愛されるほど世界的な大ブームを巻き起こした。作者のウォルター・キーンは美術界の寵児として脚光を浴びるが、実はその絵を描いていたのは、内気な性格の妻、マーガレットだったのだ。自身も作品のファンで、このエピソードに驚いたというバートン監督が、奇想天外な実話を、ユーモアあり感動あり驚きありのヒューマンドラマに仕上げた作品。マーガレット役には『アメリカン・ハッスル』でアカデミー賞主演女優賞にノミネートされたエイミー・アダムス。事件の鍵を握る夫・キーン役には、『ジャンゴ 繋がれざる者』でアカデミー賞助演男優賞を受賞したクリストフ・ヴァルツ。

 自らの感情を上手く伝えられず絵画で表現する内気な妻。天才的なペテンの才能で世間を欺き続ける夫。自身の感情を唯一表すことのできる“ビッグ・アイズ”を守るため、勇気を振り絞って立ち上がった一人の女性の逆転劇。
STORY:60年代、アンディ・ウォーホルをも魅了する絵画“ビッグ・アイズ”シリーズの作者、ウォルター・キーンは時代の寵児となる。しかしその絵を描いたのは彼の内気な妻・マーガレット。彼女が絵を描く間も夫はセレブと遊び歩く。そして10年。ついにマーガレットは真実を明かそうとするがウォルターは逆に彼女を狂人扱いし…。

監督:ティム・バートン 出演:エイミー・アダムス、クリストフ・ヴァルツ、ダニー・ヒューストン他/1時間46分/ギャガ配給/TOHOシネマズ有楽座他にて公開中 http://bigeyes.gaga.ne.jp/