アジア杯は準々決勝で敗退 PK戦で本田と香川が外す

 サッカーのアジアカップは1月9〜31日の日程で開催され、決勝でオーストラリアが韓国を延長の末2−1で破り、初優勝を果たした。韓国の55年ぶりの優勝はならなかった。MVPにはオーストラリアのマッシモ・ルオンゴが輝いた。

 決勝は前半45分にルオンゴがゴールを決めオーストラリアが先制。韓国も敗色濃厚の後半終了間際にソン・フンミンが同点ゴールを決めるという劇的な展開に。しかし初の地元開催となったオーストラリアは延長前半15分にジェームス・トロイジが勝ち越しゴールを決め2−1で逃げ切った。

 日本はグループリーグ初戦のパレスチナ戦(12日)では4−0で勝利を収めた。前半8分に遠藤のミドルシュートで先制。25分には左サイドの深いところから長友が上げたクロスを香川がシュート。岡崎がそのシュートを頭でコースを変えゴール、44分には本田がPKを決めて前半を3−0で折り返す。後半4分には吉田が頭でダメ押しの4点目を挙げる快勝だった。

 続くイラク戦(16日)は1−0で勝利したものの、その1点は前半23分の本田のPKでのもの。イラクは前半から、中盤の選手も下がりめでゴール前を固める。日本はゾーンで守る相手のスペースに細かいパスをつなぎ、何度もゴールを脅かしたが、結局得点を奪うことはできなかった。もっとも3本もゴールポストに嫌われた本田のシュートが1本でも決まっていたら、試合の展開はもう少し違ったものになっていただろう。
 引き分け以上で決勝トーナメント進出が決まる3戦目のヨルダン戦(20日)も2−0できっちり勝利。3戦連続の完封勝利に、本田が3戦連続得点。復調気配の見られた香川が昨年6月のザンビア戦以来という久々のゴールを決めるなど、いい形でグループリーグを突破した。

 しかし落とし穴は準々決勝に待っていた。中2日で臨んだUAE戦(23日)。日本は前半7分、DF陣がFWマブフートにあっさり裏を突かれ失点を喫する。その後も68%を超えるボール保持率と10倍以上の35本のシュートを放ち、相手を圧倒したのだが、決定機に外し続けたのはやはり中2日の見えない疲れがあったのか。結局後半36分の柴崎のミドルシュートによる1点に終わり、延長へ。延長でも攻めまくるものの、1点が奪えず、PK戦に持ち込まれてしまった。PK戦では1人目の本田と最後6人目の香川が外し4−5で敗れた。

 アギーレ監督は試合後「チームを誇りに感じる。すべてを出し切った」と選手をねぎらい「きょう見せた戦いをこれからも続けないといけない」と今後を見据えたコメントを残していた。