大谷ノブ彦 カタリマス(裏) 第27回 ベイスターズ本に感動した

 最近、すごく感動した本があります。村瀬秀信さんという方が書かれた『4522敗の記憶 ホエールズ&ベイスターズ 涙の球団史』という本。まあ、ベイスターズ本です。自分のブログにも書いたんだけど、これがすごく面白い。

 野球が好きな人なら知っていることだと思いますが、横浜DeNAベイスターズの前身として横浜大洋ホエールズがあります。そのころ、それ以前から、球団はどこかどんぶり勘定というか、おおらかというか。現場のノリでやると勝つ、うまくいくっていうところがあったみたいです。僕も野球が好きでずっと見てきましたから、ち密な野球をやる人たちが鳴り物入りでやってくるんだけど、みんなうまくいかないっていうのは見てたんです。ノリというか、そういう楽観的なチームの雰囲気。当時はぼんやりと感じてただけで、うまくつかめてはなかったですけどね。

 それで読みながら思ったことが、この感じ、今のベイスターズじゃないかってこと。DeNAがオーナーになって、いろいろ透明化して、これまで取っていなかったデータを取るようにしたら、ファンも観客動員も増えた。中畑清監督が来たら、チームにハマった。球団オーナーはち密に、現場は気持ちや熱さ・ノリを重視する。それで、ベイスターズはうまくいってるし、魅力的になっている。でも、もともとそういうチームだったんだよねって。選手もみんな変わってるのに、そのイズムがずっと流れ続けているって面白いですよね。
 

 そんなことを考えつつ思うのは、中畑監督は偉大だってこと。絶好調だとか、キャンプ初日に記者の前で海に向かって歌っちゃうとか、そういうイメージがあるけど、もともとは引っ込み思案だったそうですよ。長嶋さんにあこがれて、ああいう人になりたいって、自分自身を変えてきたんです。最初は講演に呼ばれても5分しか話せなかったそうですが、あれもできるんじゃないか、これもできるんじゃないかって少しずつ増やしていって最終的には2時間じゃ収まりきらないほどになったそうです。努力すれば変わることができる、それを体現している人なんですよね。そんな人ですから、やっぱり、ほだされちゃいますよ。

 さて、プロ野球は各球団が先日、キャンプインしました。『キキマス!』では毎日、現地入りしているアナウンサーからキャンプリポートしてもらっていますが、聞くたびに面白いことでいっぱい。僕も来週見に行く予定です。中畑監督に会えるかなあ。

 最後に改めて。この連載でも番組でも言ってますが、今シーズン、僕は横浜DeNAベイスターズを応援しますよ!
kikimasu.jpg大地洋輔との本格派漫才コンビ・ダイノジで活躍。個人でリポーターや司会、DJ活動なども行う。1972年生まれ。
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