サッカー日本代表新監督にハリルホジッチ氏が就任

 日本サッカー協会は12日の理事会で、日本代表監督にヴァイッド・ハリルホジッチ氏(62)の就任を承認。約1カ月にわたる指揮官不在の状態に終止符が打たれた。

 同氏は13日に来日。東京都内のホテルで就任記者会見が行われた。

 会見では冒頭日本語で「コンニチワ」と挨拶。そして「第1の目標はロシア・ワールドカップ出場。さらにワールドカップに出場するだけでなく、さらに上を目指したい。グループリーグを突破して、決勝トーナメントに進出する。そのクオリティーを日本は持っている」と語った。そして「成功を得るためには少し時間が必要」と言いながらも「私は要求が高いし、負けることも大嫌い。私は最初に口にすることは“勝利”だ。世界で一番強いチームと対戦するときも、『勝つトライをしよう』。トライをせずに負けることが最悪なこと。3月に2試合あるが、絶対に勝利しなければいけない。ネガティブなことを言うのは嫌いだ。夏には大事な試合(W杯アジア2次予選)がある。まず3月の2試合をワールドカップ出場への最高の試合にしたい」と勝利への並々ならぬ意欲を見せた。
 会見後フォトセッションに移る間際にも改めて日本語で「アリガトウ」と挨拶するなど、随所に早く日本へ溶け込もうという気持ちがにじみ出ていた会見だった。

 会見の翌日から精力的にJリーグなどの試合を視察したハリルホジッチ監督は19日、チュニジア代表戦(27日)とウズベキスタン代表戦(31日)の代表メンバー31人とバックアップメンバー12人を発表した。G大阪のDF藤巻が初選出され、昨年、G大阪の優勝に大きく貢献したFW宇佐美を久々の選出。同じくG大阪のベテラン遠藤保仁は選出されなかった。

 監督は選考について「怪我をしてプレーできない選手も、どんな状態かを知るため、そして我々の目的も知ってほしいので一緒にいてほしい」と説明。基本的には「各ポジションで競争してほしい。前もって決まったベストメンバーはいない。時期によってパフォーマンスも変わるので、そのときの状態を見てベストパフォーマンスの選手を呼んでいきたい」ということのようだ。遠藤を招集しなかったことについては、「ロシアW杯を目指した選考」と説明。しかし後半の質疑応答時には「大事な試合で遠藤が必要なときは呼びたい」とも語った。

〈日本代表メンバー〉

GK
川島永嗣(スタンダール・リエージュ)
東口順昭(ガンバ大阪)
西川周作(浦和レッズ)
権田修一(FC東京)

DF
水本裕貴(サンフレッチェ広島)
長友佑都(インテル・ミラノ)
槙野智章(浦和レッズ)
森重真人(FC東京)
太田宏介(FC東京)
内田篤人(FCシャルケ04)
吉田麻也(サウサンプトン)
藤春廣輝(ガンバ大阪)
酒井宏樹(ハノーファー96)
酒井高徳(VfBシュツットガルト)
昌子源(鹿島アントラーズ)

MF
今野泰幸(ガンバ大阪)
長谷部誠(アイントラハト・フランクフルト)
青山敏弘(サンフレッチェ広島)
香川真司(ボルシア・ドルトムント)
清武弘嗣(ハノーファー96)
山口蛍(セレッソ大阪)
柴崎岳(鹿島アントラーズ)

FW
岡崎慎司(1.FSVマインツ05)
本田圭佑(ACミラン)
興梠慎三(浦和レッズ)
小林悠(川崎フロンターレ)
乾貴士(アイントラハト・フランクフルト)
永井謙佑(名古屋グランパス)
大迫勇也(1.FCケルン)
宇佐美貴史(ガンバ大阪)
武藤嘉紀(FC東京)

※バックアップメンバーとして他12人を発表